ルーカス・フェルナンデス 写真:Getty Images

 ブラジル人MFルーカス・フェルナンデスは、2023シーズン限りで北海道コンサドーレ札幌を契約満了により退団。セレッソ大阪移籍の可能性が報じられたことにより、ネット上で批判や心無いメッセージが飛ぶ中、同選手の妻によるSNS投稿に注目が集まっている。

 ルーカスは2019年にブラジル1部フルミネンセから札幌へ。札幌で5シーズンにわたりプレーし、J1リーグ139試合9ゴール23アシストと、ウイングバックの主力選手として活躍。2023シーズンも後半戦でコンスタントに先発出場していたが、昨年12月上旬に札幌退団が正式決定している。

 そんなルーカスの去就を巡っては、一部でC大阪移籍の可能性が報じられている。また札幌所属選手では、昨年12月30日にDF田中駿汰のC大阪移籍が正式決定。ルーカスが移籍金ゼロでC大阪へ加入する可能性があることを受けて、ネット上では同選手に対する批判や誹謗中傷とも解釈可能なメッセージが見られている一方、「ルーカスと夫人に暴言吐いているサポーターは許さない」「ルーカスに敬意を払うべき」などの声も上がっている。

 するとルーカスの妻は5日昼にX(旧ツイッター)を更新。ポルトガル語で「『自分がされて嫌なことは他人にもするな』という言葉を皆さんが実践すれば、世界はもっと良くなるはずですね…」と自身の心境を綴っている。

 さらに5日夜には「私たちの優先事項は常にコンサドーレにとどまることでしたが、残念ながら物事は望む通りにいかないこともあります」「この場所を我が家に変えるのに5年かかったので、私たちは傷心しながら札幌を去りました。この素晴らしい旅の間に築いた思い出、つながり、安らぎを残すとき、悲しみが生まれます」と、日本語で札幌退団の裏側にも言及。

 ルーカスを支持するファン・サポーターの声や札幌での貢献に対する感謝のメッセージを次々と引用した上で「ありがとうございます」とコメントを返している。