■「リアルさ」をどこまでも追求
今回、取材に快く応じてくれたキボリノコンノさんに話を聞いた。
脅威の再現度を誇る木彫りのたい焼きは、「自分好みのたい焼きを作りたくて、数軒のたい焼き屋さんを巡り、全てのたい焼きのいいとこ取りをしました」と製作秘話を語る。
「今回は、あんこ、生地、紙袋をひとつの木で表現しようと試みた作品で、それぞれの質感表現にこだわりました。 あんこはつぶあんで、微妙な凹凸と着色で少し透け感のあるつぶあんを表現しており、生地の端についたバリや透けているあんこなど、よりリアルな表現を模索しました」と作品の見どころを熱弁。
さらに、「紙袋は温かいたい焼きの蒸気で少し張り付いたように彫刻することで、見た人が本物の紙袋と間違えてくれるような質感に仕上げました」とのことで、たい焼きを覆う紙袋にも相当なこだわりが…。
その後、木彫りの魅力についてもコメントしており、「私の木彫り作品は、みなさんに馴染み深い食べ物をモチーフにすることが多いのですが、アートのことがよくわからないという方でも老若男女問わず楽しんでいただけるのが魅力だと思っています。また、私自身は、従来の木彫り作品とは全く違う素材感のものをどこまでリアルに面白く表現できるか、というのがとても面白く魅力に感じています」と、自身も製作を楽しんでいる姿が印象的だった。
(取材・文/Sirabee 編集部・神宮寺珠馬)
提供元・Sirabee
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