明治安田J1リーグ優勝、天皇杯制覇を狙うヴィッセル神戸だが、DFマテウス・トゥーレルに今冬移籍の可能性が浮上。ブラジル国内クラブからの関心が報じられている。
現在25歳の同選手は、2022年6月にモンペリエでのレンタル期間を終えてCRフラメンゴに復帰した後、8月1日に神戸へ期限付き移籍。来日1年目からリーグ戦7試合でプレーすると、100万ドル(約1億4000万円)とみられる買い取りオプションの行使により、神戸ヘの完全移籍を果たす。
2023シーズンに主力センターバックとしてJ1制覇に貢献し、今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場と、上位躍進の原動力となっているトゥーレル。神戸にとっては来季以降も必要不可欠な戦力だが、すでに海外クラブからのコンタクトもあるという。
ブラジルメディア『Fanaticos por Vasco』が11月16日に伝えたところによると、ブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマは、2025シーズンに向けての獲得候補にトゥーレルら3選手をリストアップ。すでに神戸との交渉を進めているが、神戸は移籍金として250万ユーロ(約4億円)を要求。記事では「クラブ間交渉は複雑になり、一時的に冷めている」と綴られている。
なおヴァスコ・ダ・ガマは今季ブラジル1部リーグ第33節終了時点で9位。ただ2部降格圏の17位ECジュベントゥージとの勝ち点差は6であり、1部残留は確定していない。