三笘薫 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、11月15日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でインドネシア代表と対戦。MF南野拓実(ASモナコ)、MF守田英正(スポルティングCP)、DF菅原由勢(サウサンプトン)のゴール等により、4-0で勝利したが、試合後にMF三笘薫(ブライトン)へ脅迫メッセージが寄せられていることが話題に。同選手は南野のゴールをアシストした一方、相手選手へのファウルでイエローカードを貰っていた。

 両国代表のファン・サポーターの間で問題視されているのは、0-0で迎えた29分。ボールとは関係のないところで、DFケビン・ディクス(コペンハーゲン)が裏のスペースに走りこもうとした際に三笘と接触。主審は日本代表アタッカーにイエローカードを提示したが、本人は主審に抗議。ネット上では、日本のサッカーファンから不満の声が多く挙がっている。

 一方で三笘のインスタグラムには、試合とは関係ない投稿に「三笘を許さない」「ディクスに何をしてくれるんだ!」「ディクスに復讐したいのか?」といったインドネシア語による批判コメントが殺到。中には「ディクスがやられたことを、空港で君にやり返すからな!」という脅迫メッセージも見られる。

 SNS上でのインドネシア代表サポーターによる問題行為を巡っては、10月に行われた最終予選・バーレーン戦の試合後にも話題に。バーレーンサッカー協会(BFA)は対戦相手のファン・サポーターから殺害予告、脅迫行為があったと声明を発表するとともに、2025年3月25日にジャカルタで開催予定のインドネシア戦について、アジアサッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)に対して第3国での開催を要望している。

 またJリーグクラブの公式アカウントが、インドネシア人によって荒らされるケースも。韓国1部・水原FC所属DFプラタマ・アルハンは2023シーズンまで東京ヴェルディに在籍していたが、出場機会が限定。プレータイムの少なさに不満を抱いたインドネシア人が、クラブ公式SNSアカウントに批判や誹謗中傷メッセージを次々と書き込んでいた。