一昨年、農林水産省は「2050年に養鰻の人工種苗(しゅびょう:養殖に使用される稚魚のこと)比率100%にすることを目標」に掲げました。2024年の「丑の日」は過ぎ去りましたが私は改めて、あの卵から育てた鰻は「十分いける」との認識を持った次第です。上記の通り現在、養鰻の種苗として人工生産シラスウナギは用いられていませんが、近い将来、その資源として活用され国産蒲焼「1000円」以下といった安値安定を求める時代に突入するのかもしれませんね。
編集部より:この記事は、「北尾吉孝日記」2024年11月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。