明治安田J1リーグの浦和レッズに所属する元日本代表FW興梠慎三は、7月31日に2024シーズン限りでの現役引退を発表。同選手の引退のため、特設サイトが公開されるほど注目を集めている。そんな中、12月8日には、ホームとなる埼玉スタジアムでアルビレックス新潟との最終戦を控えている浦和。チケットの売れ行きは非常に好調で、当日は多くのファン・サポーターに送り出されることになりそうだ。
新潟戦の前売り券は11月15日時点で、ホーム自由席(ゴール裏)及び2階席以外がアウェイ側含め完売となっている。クラブは14日、公式サイトを更新し、既に発券枚数が5万枚を超えていることを伝えている。関係者によると、アウェイ側からも多くの問い合わせがあり、団体でのチケット申し込みも多くきているようだ。また、見切り席などの追加販売の予定はなく、当日はかなり多くの入場者数となることを見越しているとのこと。
12月8日が現役生活最後の試合となる興梠だが、今シーズンはここまでJ1リーグ戦15試合に出場し、1ゴールを記録。6月15日に行われた第18節のセレッソ大阪戦(ヨドコウ桜スタジアム)以来は出場していない状況だ。
2005年に宮崎の鵬翔高校から鹿島アントラーズに入団し、2013年に浦和に完全移籍した興梠。現時点で、J1通算624試合に出場しており、あと1試合で古巣鹿島の先輩でもある元日本代表MF小笠原満男氏の625試合に並ぶ。浦和は残り3試合のため、出場数次第で古巣のレジェンドを超えることが可能な状況。30年以上の歴史があるJリーグでもJ1で通算500試合以上の出場記録を持つ選手は10人のみだ。その1人である興梠は、引退前に自身の持つ記録を伸ばすことができるのだろうか。注目していきたい。