契約期間が残り1年となる今夏に移籍の可能性が取り沙汰されながらも、残留したバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)のカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスだが、新契約締結には至っておらず、契約満了まで約半年となっている。
スペイン『マルカ』によれば、海外クラブとの交渉が解禁となる1月2日にレアル・マドリード(スペイン1部)がデイビスの獲得に向けて本格的に動く模様。マドリードは今春の時点で、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)から獲得した時と同様のオペレーションを利用したいと考えていたことから、カナダ代表DFに来夏まで待つことを理解させていたという。
デイビスにはバイエルンが契約延長オファーを提示したものの、選手本人はマドリード移籍がベストな選択だと考えていたことから何も起きなかったとのこと。同選手はマドリードからの約束を忠実に守ったという。
また、ここ数週間でバルセロナ(スペイン1部)とマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)もデイビスに接触したという。バルセロナは左サイドバックにコンバートした恩師であるハンジ・フリック監督が率いていること、ユナイテッドは金銭面がプラスに働くと考えていたが、両クラブの首脳陣は選手陣営からポジティブな反応はもらえなかったようだ。
なお、デイビスの代理人はマドリードとの合意報道について「レアル・マドリードとの契約がすでに成立しているかって?それは事実ではない。選手には多くのオプションがあり、我々はどのクラブとも合意に達していない。バイエルン新契約もオプションになる可能性もある。そうでないことを仄めかす情報はすべて間違っている」と語っている。