堂安律 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、11月15日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でインドネシア代表と対戦。FW小川航基(NECナイメヘン)MF南野拓実(ASモナコ)のゴールでリードを奪い、前半を終えたが、MF堂安律(SCフライブルク)のスタメン起用に対する疑問の声が。同選手とDF橋岡大樹(ルートン・タウン)の連係プレーにも注目が集まっている。

 冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)、谷口彰悟(シント=トロイデンVV)と主力のセンターバック複数名欠く中でも、3バックシステムを継続している日本。森保一監督は3バックの右で橋岡、右ウイングバックでは堂安を配している。

 その堂安は、インドネシア代表が再三にわたりチャンスを作った前半の早い時間帯に強烈なミドルシュートを放ったものの、右サイドからのドリブル突破はほとんどなし。逆に左サイドではMF三笘薫(ブライトン)が積極的にドリブルを仕掛けてチャンスを作っている状況だ。

 前半を終えた時点で、ネット上では「堂安が前向いて受けれないから右が機能不全に陥っている」「堂安のウイングバックは、縦行けないのがもったいない」と、背番号「10」の突破力のなさを指摘する声が相次いでいる。

 また右サイドにおける橋岡と堂安の関係について、「橋岡はもうちょっとボール保持時に位置取りを上げたほうがいいと思う」「橋岡・堂安の縦関係がうまくいっていない感じ」「橋岡が堂安に出すパス、ずっと弱い」といった意見も挙がっている。

 「堂安よりも伊東の方が突破力があっていい」などと、MF伊東純也(スタッド・ランス)の起用を求める意見もある日本代表の右ウイングバック。以前から伊東、堂安の比較論が盛んであるだけに、インドネシア戦後も再び議論が白熱しそうだ。