DAZN 写真:Getty Images

 インターネット動画配信サービス『DAZN』は、11月15日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選・日本代表対インドネシア代表を独占配信。キャンペーン企画として無料開放を実施しているが、仕様を巡って視聴者からの苦情が相次いでいる。

 DAZNは「100万回パスをつないでみんなで#(ハッシュタグ)代表戦みようぜ」という企画を実施。Xでのポストが累計100万回を超えたことにより、11月開催のインドネシア戦、中国戦の「Fan Zone」が無料開放された。

 「Fan Zone」には、DAZN制作番組「やべっちスタジアム」のMCを務める矢部浩之さんをはじめ、タレントや芸能人が出演。元Jリーガーの林陵平氏が適宜試合展開や選手の特徴等を解説しているが、実況アナウンサーは不在だ。

 Xでは、DAZNの無料配信について「見にくい上にうるさすぎて試合どころじゃない」「無料配信する代わりに全画面配信しないのはダメ」「画面がワイプして見づらい」「芸能人のトークはいらない」「せっかく無料放送してくれるっていう好感度アップイベントなのに、DAZNに対するヘイトだけが溜まるやつ」といった否定的なコメントが相次いでいる。

 Jリーグや欧州サッカーなど、複数のサッカーコンテンツを配信しているDAZNは、2021年にアジアサッカー連盟(AFC)と2028年までの長期契約を締結。日本代表戦はこれまで主に民放やNHKで中継されていたが、DAZNとAFCの大型契約により、W杯最終予選のアウェイゲームをはじめ多くの試合がDAZN独占配信となっている。