2024年10月8日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは現役引退を発表。キャリアに終止符を打ち、スパイクを脱ぐ決断をした。そんな中、11月12日に「株式会社SPORTS&LIFE」が、イニエスタの引退試合を12月15日に行うことを発表。FCバルセロナの元チームメイトで構成されるバルセロナレジェンドが、永遠のライバルであるレアル・マドリードのレジェンドチームと「エル・クラシコ」として対戦する。
しかし、開催場所が東京で且つ、味の素スタジアムであること、東京ヴェルディが主管となっていることに疑問の声も多く挙がっている。Xでは「なぜ味スタで?なんで主管がヴェルディ?イニエスタもバルサも関係ないよね」「ヴェルディ主管が最大の謎」とのコメントが散見した。
バルセロナから2018年5月にヴィッセル神戸へ完全移籍し、2023年8月までに在籍したイニエスタ。同選手が、引退試合の地を日本に選んだこと自体意外だったといえるだろう。通常、引退試合は選手が在籍したクラブのホームスタジアムで開催するのが一般的だが、今回は東京ヴェルディとFC東京が本拠地する味の素スタジアムで開催されるとだけあって、疑問の声が挙がるのは自然だろう。
なお、神戸を最後に2022シーズン限りで現役を引退した元日本代表DF槙野智章氏は、12月14日にノエビアスタジアム神戸で引退試合を開催する。イニエスタの引退試合開催日は12月15日だが、同日神戸はノエビアスタジアムでクリスマスイベントを行う予定だ。そのため、スケジュールと場所の問題で東京開催となった可能性もあるだろう。また、東京で行うことについて「集客を考えてのことではないか」という憶測も出ている。
イニエスタの引退試合には、元スペイン代表シャビ・エルナンデス氏や元アルゼンチン代表ハビエル・マスチェラーノ氏に加え、元ブラジル代表ロベルト・カルロス氏などが参加予定。バルセロナ、レアル・マドリード両クラブのレジェンドが対戦するクラシコだけに、注目度は高くチケットは既に完売状態だ。超満員が予想される味の素スタジアムで、イニエスタを中心とするスーパースター達はどんなプレーを見せてくれるのだろうか。