町田ゼルビア所属の韓国代表FWオ・セフンは、11月14日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選のクウェート戦で先制ゴールをマーク。代表チームでの活躍が続いているだけに、韓国国内では同選手の町田退団、海外移籍を望む声が湧き起こっている。
オ・セフンは清水エスパルス在籍時にFWチアゴ・サンタナからレギュラーを奪えず、2023シーズン終了後に町田へ期限付き移籍。すると、今季はここまでリーグ戦27試合のスタメン出場で8ゴールと、ロングスローやフィードを多用し、高いプレー強度を求める黒田剛監督の戦術にフィットしている。
2024年5月にA代表初招集と、町田移籍後に実績を積み重ねているオ・セフン。9月には最終予選でパレスチナ代表に引き分けた後、オマーン戦でFWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)に替わってスタメン出場の可能性が報じられるなど、代表チームにおける序列アップが顕著だ。
そしてクウェート戦では、前半10分にヘディングシュートからゴールネットを揺らすと、その後ソン・フンミンとともに何度も決定機を演出。韓国代表の勝利に大きく貢献している。
10月開催のイラク戦につづき、最終予選2試合つづけてゴールを決めただけに、韓国では同選手のステップアップ移籍を願う声が。韓国メディア『FMコリア』のネット掲示板等では、「オ・セフンは欧州でもプレーできる」「早く町田からヨーロッパへ行くべきだ」「オ・セフンにJリーグはもったいない」といったコメントが寄せられている。
オーストラリア代表FWミッチェル・デュークを抑えて、町田の前線でレギュラーを張っているオ・セフン。仮に欧州へ戦いの場を求めるとなれば、町田にとってかなりの痛手となることは間違いない。韓国代表でのパフォーマンスとともに、同選手の去就にも注目が集まりそうだ。