ドウグラス・タンキ(アルビレックス新潟在籍時) 写真:Getty Images

 J1昇格を果たした清水エスパルスは先日、GK権田修一の退団を公式発表。カタールW杯の日本代表正守護神にくわえて、ブラジル人FWドウグラス・タンキにも今季限りでチームを去る可能性があるという。

 現在31歳のドウグラスは、かつてザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)やアルビレックス新潟でプレー。2017年の新潟退団後は海外複数クラブを渡り歩いていたが、2023年8月から在籍していたコジャエリスポルでは絶対的ストライカーとして活躍。トルコ2部リーグで2桁ゴールを挙げると、2024年2月に清水への移籍した。

 およそ7年ぶりとなるJリーグ復帰を果たしたドウグラスだが、J2リーグでのスタメン出場はわずか3試合。途中出場19試合で4ゴールと結果を残すも、最後までFW北川航也からレギュラーを奪うことはできなかった。

 そんなドウグラスの去就を巡っては、以前からトルコ移籍の可能性が。シーズン序盤から控え要員だったこともあり、2024年6月には同国メディア『Guven Gazetesi』がイグディールFKと選手サイドの個人合意を報じていた。

 するとトルコメディア『Gazete Gercek』は11月14日に「ドウグラスがトルコ2部MKEアンカラギュジュ移籍でおおむね合意」とリポート。記事ではコジャエリスポル、清水在籍時の成績が紹介されているほか、「アンカラギュジュは得点力を上げるために、経験豊富な選手を加える」と綴られているが、契約内容には触れていない。

 アンカラギュジュは2011/12シーズン以降、1部昇格と2部降格を繰り返す中、2021/22シーズンに3度目となる2部リーグ優勝。1部復帰を果たしたものの、2023/24シーズン終了後に再び2部へ降格。2023年夏には日本代表GKシュミット・ダニエルへの関心が報じられたものの、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からの同選手獲得は実現しなかった。