スペインで最も重要なUFO目撃事件の一つとして知られる「マニセス事件」から45年が経過した。
1979年11月11日、パルマ・デ・マヨルカのソン・サン・ジョアン空港(パルマ・デ・マヨルカ空港)から大幅に遅れて出発したTAE(Transportes Aéreos y Enlaces)社のスーパーカラベル機が、バレンシアのマニセス空港に緊急着陸した。原因は、航空機に接近する2つの赤い光。航空機からわずか半マイルの距離まで迫ったという。機内には109人の乗客が搭乗していた。
22時頃、バルセロナ航空管制センターは、ハビエル・レルド・デ・テハダ機長に対し、121.5kHzの周波数で緊急信号を傍受するよう要請した。機長は「信号は聞こえるが、識別できない」と応答し、客室の照明を消して、副操縦士のホセ・ラモン・スアス氏、航空機関士と共に外部に注意を払った。
研究者のビセンテ・フアン・バジェステル・オルモス氏が後に突き止めたところによると、この信号はフランス南部から発信されたもので、フランスがこの現象に強い関心を示していた理由を説明している。
数日後、フランスは領事館車両を派遣し、マヨルカ島のコンタクティー、ペップ・クリメント氏が水から出てきた物体を撮影した画像を入手しようとしたという。