インドネシア代表 写真:Getty Images

 MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)、MF伊東純也(スタッド・ランス)らスター選手を擁する日本代表と、かつてセレッソ大阪に在籍していたDFジャスティン・ハブナーをはじめ帰化選手を10名以上招集しているインドネシア代表。11月15日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で両国が激突するが、この一戦を前にとある元Jリーガーが引き分けを望んでいる。

 カタールW杯でドイツ、スペインを下したほか、北中米W杯アジア最終予選で不戦勝の北朝鮮戦を含めて開幕から9連勝を飾った日本。10月発表のFIFAランキングで15位に食い込むなど、今や世界の強豪と渡り合うだけのクオリティーが備わっている。

 一方、インドネシアは9月開催の最終予選で格上のサウジアラビア、オーストラリア相手に引き分け。ただ10月の最終予選では招集メンバー27名中13名が帰化選手という構成だったにもかかわらず、バーレーンに引き分けると、中国戦では1-2と敗れている。

 2024年1月のAFCアジアカップ以来となる両国の対戦には、2010年に愛媛FCでプレーしていた松永祥兵氏も熱視線を送っている。同氏は2008年8月から2年半にわたりシャルケの下部組織に在籍。シャルケ退団後は愛媛FCを経て、2011年からおよそ9年間インドネシア国内でプレーしていた。

 2018年に日本インドネシア国交樹立60周年の親善大使を務めた松永氏だが、インドネシアメディア『bola』で11月13日に掲載されたインタビュー記事によると、同氏は両国の対戦について「個人的に日本だけでなくインドネシアも好きなので、どっちが勝つか予想するのは難しい、だから日本代表、インドネシア代表ともに引き分けが望ましいね」とコメント。

 15日に控えているサウジアラビア戦に関しては、「インドネシアは絶対に勝利しなければならないし、そうなることを願っている」と、W杯本大会出場へ勝ち点3獲得が必要との見方を示している。