ポルシェが改良型911カレラTを発表し、日本における予約受注を開始。俊敏性、軽量設計、感動的なサウンドスケープ、そして6速マニュアルトランスミッションに重点を置いて開発。Tモデル初のカブリオレも設定

 ポルシェ ジャパンは2024年10月30日、改良型911(992.2)に「カレラT(Carrera T)」を設定し、同日より日本における予約受注を開始した。

軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲ポルシェ911カレラT 価格:1865万円 全長4542×全幅1852×全高1293mm ホイールベース2450mm 車重(DIN)1490kg 最高速度295km/h 0→100km/h加速4.5秒 写真はCarrera Tエクステリアパッケージ装着車で、ボディカラーはピュアホワイト、『CAR and DRIVER』より 引用)

車種展開は以下の通り。

911カレラT:1865万円

911カレラT カブリオレ:2114万円

 今回の改良は、俊敏性、軽量設計、感動的なサウンドスケープ、そして6速マニュアルトランスミッションに重点を置いて開発したことが特徴。また、Tモデルとしては初めてカブリオレをラインアップに加えた。

軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲ポルシェ911カレラT カブリオレ 価格:2114万円 全長4542×全幅1852×全高1292mm ホイールベース2450mm 車重(DIN)1580kg 最高速度293km/h 0→100km/h加速4.7秒 写真のボディカラーはゲンチアンブルーメタリック、『CAR and DRIVER』より 引用)

 エクステリアについては、リアシートの省略や遮音材の削減、軽量ガラスおよび軽量バッテリーの採用などを図り、車重は911カレラ比で40kgあまり軽い1490kg(空車重量〈DIN〉、カブリオレは1580kg)に仕立てる。オプションで軽量カーボンルーフの選択も可能だ。また、リアウィンドウにはシフトパターンのロゴが入ったステッカーを装着。リアのモデルロゴはコントラストカラーのバナジウムグレーで仕上げ、合わせてリアリッドグリルのインレイ、エクステリアミラーのアッパーおよびロアトリム、機械研磨仕上げの軽合金製ホイール(20/21インチ Carrera S アロイホイール、タイヤは前245/35ZR20/後305/30ZR21サイズ)は同色のバナジウムグレーメタリックで塗装する。ボディカラーはスタンダードのピュアホワイトとブラック、シェード系のジェットブラックメタリック、バナジウムグレーメタリック、GTシルバーメタリック、アイスグレーメタリック、ドリーム系のガーズレッド、カルタヘナイエローメタリック、ルガーノブルー、ゲンチアンブルーメタリック、そしてレジェンド系のシェードグリーンメタリック、スレートグレーネオ、クレヨンを設定。ペイント・トゥ・サンプルおよびペイント・トゥ・サンプルプラスプログラムも選択可能である。カブリオレのトップについてはブラック、レッド、ブルー、ブラウンの4タイプをラインアップした。さらに、オプションとしてブラック塗装のエクステリアミラー、ドア側面とボンネットの装飾的な“Carrera T”ロゴ、リアのゲンチアンブルーメタリックのモデル名などで構成するCarrera T エクステリアパッケージを用意している。

軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲リアシートの省略や遮音材の削減、軽量ガラスおよび軽量バッテリーの採用などを図り、911カレラ比で40kgあまり軽い車重に仕立てる、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲リアウィンドウにはシフトパターンのロゴが入ったステッカーを装着、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲オプションで軽量カーボンルーフの選択が可能、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲足もとには機械研磨仕上げの20/21インチ Carrera S アロイホイール+前245/35ZR20/後305/30ZR21タイヤを装着、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲オプションとしてブラック塗装のエクステリアミラー、ドア側面とボンネットの装飾的な“Carrera T”ロゴなどで構成するCarrera T エクステリアパッケージを用意、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲ブラック基調のスタンダードインテリアに、スポーツクロノパッケージのストップウォッチ、ダッシュボードとセンターコンソールのバナジウムグレー装飾インレイ、ドアパネルのブラックブラッシュアルミニウム装飾インレイ、レザー巻きヒーテッドGTスポーツステアリングホイールなどを採用。ハンドル位置は右と左の選択が可能、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲トランスミッションには6速MTを採用。オープンポア仕上げのウォルナット積層木材シフトノブを配備、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲“Carrera T”ロゴ入りドアシルプレートを装着、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲シートにはSport-Texシートセンターやタータンチェック柄、ヘッドレスト“911”刺繍を配したスポーツシートプラス(4way電動調整)を標準装備、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲超軽量フルバケットシートをオプションで用意、『CAR and DRIVER』より 引用)

 内装については、ブラック基調のスタンダードインテリア(Sport-Tex付きも選択可)に、スポーツクロノパッケージのストップウォッチ、ダッシュボードとセンターコンソールのバナジウムグレー装飾インレイ、ドアパネルのブラックブラッシュアルミニウム装飾インレイ、オープンポア仕上げのウォルナット積層木材シフトノブ、シフトレバー基部に配した“MT”バッジ、ダッシュボード助手席側にプリントしたシフトパターンのロゴ、レザー巻きヒーテッドGTスポーツステアリングホイール(モードスイッチ付)、“Carrera T”ロゴ入りドアシルプレートなどを装備して、スポーティかつシックなキャビン空間を演出。シートにはSport-Texシートセンターやタータンチェック柄、ヘッドレスト“911”刺繍を配したスポーツシートプラス(4way電動調整)を標準で、アダプティブスポーツシートプラス(18way電動調節、メモリーパッケージ付き)や超軽量フルバケットシートをオプションで設定する。リアシートも無償で選択可能だ。さらに、特別刺繍の“911”ロゴをヘッドレストに刻み、合わせてゲンチアンブルーのアクセントストライプを配したシートや、ゲンチアンブルー(シルクグロス)のアクセントを施したサウンドパネルなどで構成するCarrera T インテリアパッケージをオプションで用意している。

軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲911のTモデルとしては初めてカブリオレを設定。軽量かつ俊敏な走りがオープン走行で楽しめる、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲カブリオレのトップにはブラック、レッド、ブルー、ブラウンの4タイプを用意、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲特別刺繍の“911”ロゴをヘッドレストに刻み、合わせてゲンチアンブルーのアクセントストライプを配したシートや、ゲンチアンブルー(シルクグロス)のアクセントを施したサウンドパネルなどで構成するCarrera T インテリアパッケージをオプションで設定、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲ダッシュボード助手席側にはシフトパターンのロゴをプリント、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲6速MTのシフトレバー基部には“MT”バッジを配する、『CAR and DRIVER』より 引用)
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲シフトパターンのロゴが光るCarrera T LEDドアカーテシーライトをオプション設定、『CAR and DRIVER』より 引用)

 パワーユニットに関しては911カレラと同様で、最高出力394ps、最大トルク450Nmを発生する2981cc水平対向6気筒DOHCツインターボエンジンを搭載。感動的なサウンドスケープを生み出すスポーツエグゾーストシステムも装備する。トランスミッションには911カレラの7速MTおよび8速PDKに変えて専用セッティングの6速MTを組み込んで、後輪を駆動。性能面では標準装備となるスポーツクロノパッケージ装着車で、クーペが最高速度295km/h、0→100km/h加速4.5秒、カブリオレが同293km/h、4.7秒を実現した。

軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲PASMアダプティブスポーツサスペンションやスポーツクロノパッケージ、ポルシェトルクベクトリング(PTV)を標準で採用、『CAR and DRIVER』より 引用)

 シャシー面については、標準モデル比で車高が10mm低くなるPASM(ポルシェアクティブサスペンションマネージメント)アダプティブスポーツサスペンションやスポーツクロノパッケージを標準で組み込み、さらに駆動系にはリミテッドスリップリアディファレンシャルを備えたポルシェトルクベクトリング(PTV)を採用。また、リアアクスルステアリングを標準装備し、合わせてフロントアクスルにはよりダイレクトなステアリングレシオを組み合わせて、ハンドリング性能をいっそう向上させる。また、フロントブレーキのディスクはΦ350mm(キャリパーは固定式6ピストン)に大型化した。

軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
(画像=▲リアアクスルステアリングを標準で組み込む、『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

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