10ベストカー一覧
・スズキ フロンクス
・トヨタ ランドクルーザー 250
・ホンダ フリード
・マツダ CX-80
・三菱 トライトン
・レクサス LBX
・BYD シール(SEAL)
・ヒョンデ アイオニック(IONIQ)5 N
・MINI クーパー
・ボルボ EX30
ノミネート車のオーダーにしたがって列挙した。国産ブランドが6モデル、輸入ブランドが4モデル。目を引くのは、三菱とライトンだ。タイのレムチャバン工場で生産され、日本に輸入されている。国内での登録は1ナンバーの普通貨物自動車の扱いだ。
冒頭で選考対象は「乗用車」と説明したが、規約の改正があり、乗用車の定義が「乗用車(ただし個人利用可能な商用車も含む)」となったのだ。純粋なビジネスモデルというよりも、パーソナルユースにも適した商用車も対象になったので、トライトンはCOTYのノミネート対象になった。実際、メーカーのホームページでは「商用車」の項目では扱われておらず、「SUV」として紹介されている。SUVがもともとはトラックの派生車種だった経緯を考えれば、トライトンは新種のSUVとして認知され、注目を高めているところだ。
お気づきの方も多いだろうが、ノミネート車には三菱ミニキャブEV、ホンダN-VAN e:(ともに商用車)も入っている。
海外ブランド、中国BYDは初の10ベスト入り。ヒョンデは前々回に続いて2回目になる。ヒョンデは最初にノミネートされたIONIQ 5のスポーツ性を磨いたNブランド・モデルの存在感をアピールする。過去にCOTYの本賞を獲得した実績を持つボルボはBEV専用モデルのEX30でのノミネート。MINIはブランド全体としてBEV専業を追求する方針を明らかにしており、その最初のステップともいうべきMINIクーパー(SE)が選ばれた。輸入ブランドはすべてBEVという点は注目に値する。
国産ブランドは、トライトンとランドクルーザー250以外はすべて電動車をラインアップしている。この2台はSUVの存在感を強くアピールし、CX-80やフロンクス、フリード(クロスター)はSUVテイストが薫るモデルだ。
レクサスLBXは「小さな高級車」というテーマに取り組んだ意欲作。レクサス・ブランドがSUVラインアップを充実させていく流れの中で、走りのパフォーマンスにも配慮したモリゾウバージョンを展開するなど話題の多いモデルだ。
10ベストカーに選出されたモデルを対象にした試乗・取材会(11月26日、一般公開なし)を経て、12月5日の最終選考会・表彰式に向かう。最終選考会はボッシュ株式会社の本社(横浜市都筑区)で行う。10ベストカー選出モデルは最終選考会場で展示され、これは一般にも公開される。
提供元・CAR and DRIVER
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