久保建英 写真:Getty Images

 レアル・ソシエダ所属MF久保建英は、11月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対インドネシア、中国)へ臨む日本代表に招集。MF遠藤航所属のリバプールをはじめ、複数クラブからの関心が報じられているが、DF冨安健洋擁するアーセナルも移籍先候補に浮上するかもしれない。

 2022年夏にレアル・マドリードからソシエダへ完全移籍した久保。加入1年目からラ・リーガで9ゴール4アシストと結果を残すと、今季もここまでリーグ戦全13試合出場で3ゴールをマーク。11月10日のバルセロナ戦でもフル出場している。

 同選手は2024年2月、ソシエダと2029年6月までの複数年契約を結んでいるが、2024年夏以降にリバプール移籍報道が過熱。スペイン紙『スポルト』は11月12日、今季終了後の移籍が濃厚とみられるエジプト代表FWモハメド・サラーの後釜として、リバプールが日本代表アタッカーを獲得する可能性を伝えている。

 そんななか、ソシエダは12日にフットボールディレクターを伝えるロベルト・オラベ氏が、今季限りで退団すると公式発表。現地の一部報道によると、同氏にはアーセナル行きの可能性があるという。2022年夏に久保の獲得を手掛けたほか、何度も同選手を称賛していただけに、新天地で再び日本代表MFを呼び寄せる可能性を考えられる。

 なおソシエダはラ・リーガ第13節終了時点で5勝3分5敗と、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位ビジャレアルから勝ち点6差の8位。シーズン序盤に得点力不足に陥るなど、厳しい滑り出しとなったが、一部幹部の退団により編成面で大きな変化が生まれるかもしれない。