古橋亨梧 写真:Getty Images

 日本代表は11月15日に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、韓国人のシン・テヨン監督率いるインドネシア代表と対戦。絶対的ストライカーであるFW上田綺世(フェイエノールト)を怪我により欠く中、森保一監督がFW古橋亨梧(セルティック)を代役としてスタメン起用する場合の不安材料が指摘されている。

 米メディア『ESPN』は13日、上田の負傷による森保ジャパンへの影響について「日本代表が失うのは、上田の得点力だけではない。前線で身体を張る能力は、三笘薫や久保建英、南野拓実といった選手たちが、より敵陣に近い位置で対戦相手に大きなダメージを与えることを可能にする。このポストプレーという点で、上田は特に優れている」と説明。

 「森保監督は上田の不在を、古橋にチャンスを与える機会として利用するかもしれない」としつつも、「たとえ古橋が守備で上田と同程度のハードワークをしたとしても、上田ほどフィジカル能力に優れているわけではない。ポストプレーも厳しいかもしれない」と、古橋と上田のプレースタイルを比較している。

 その上で「上田と同じターゲットマンタイプとしては、古橋よりも小川航基の方が良い選択肢だろう」と、オランダ1部NECナイメヘン所属FWのスタメン起用を推奨。ただ一方で、「大橋祐紀はオフ・ザ・ボールの動きで他の選手のためにスペースを開け、体格以上に力強くプレーする能力を兼ね備えている。(プレースタイルで)上田に最も近い選手かもしれない」と、ブラックバーン所属FWにも期待を寄せている。

 上田の他に、FW浅野拓磨(RCDマジョルカ)も負傷により欠いている日本代表。森保監督の起用法とともに、DFジョルディ・アマト(ジョホール)など帰化選手を多く擁するインドネシア代表の守備陣とのフィジカル勝負に注目したいところだ。