ダイハツは2024年11月11日、岡山県・高梁市で福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」の実証実験を、2024年11月11日から2024年12月13日までの期間で実施すると発表した。

ダイハツ 「少子高齢化」「地域活性化」といった社会課題の解決に向けた取り組みとして、福祉介護領域の共同送迎サービスの実証実験を開始
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

これまでダイハツは、「少子高齢化」「地域活性化」といった社会課題の解決に向けた取り組みとして、福祉介護領域における新たなモビリティサービス「ゴイッショ」を展開してきている。このサービスは、複数の通所介護施設での送迎業務を外部に委託し、共同運行することで効率化を図り、介護人材不足の解消と高齢者の移動手段確保を支援するための仕組みだ。

今回、実証実験を行なう岡山県高梁市の共同送迎事業に「通所施設共同送迎事業」として採択され、ダイハツは構成員として参画。

介護人材の確保・定着を目的とした、共同送迎サービスの導入効果等に関する調査を実施し、運営体制について検討を進めてきており、実証実験に向けた準備が整ったため、11日から送迎業務を実施することになった。

実証実験では、社会福祉法人高梁市社会福祉協議会が運営主体を担い、ダイハツは、運営フローやマニュアルの策定、ドライバーの研修、介護施設との調整・交渉等をはじめとした運営体制構築の支援と、運行管理システムを提供する。同市内の7法人7施設が参加し、運行車両5台で朝夕の送迎を実施し、期間中に延べ730人程度の送迎を予定している。

今後、実証実験の結果に基づき、事業課題を洗い出したうえで、運営体制及び事業成立性の検証を行なうとともに、2025年度以降のサービス導入に向けた検討を推進する予定となっている。

提供・AUTO PROVE

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