ヴァンフォーレ甲府は昨季、J2クラブながらも天皇杯で優勝。2023/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦しているが、今月25日にグループステージ第3節・浙江FC(中国1部)を終えた時点でJ2優勝賞金である3500万円に迫るだけの収入を得ている。
甲府はグループHで浙江FC、メルボルン・シティ(豪州1部)、ブリーラム・ユナイテッド(タイ1部)と同居。9月20日開催のグループステージ開幕節では敵地でメルボルンと対戦し、0-0とドロー。今月4日に国立競技場で行われたブリーラム戦では、90分にMF長谷川元希がゴールを決めて1-0とACL初勝利を飾った。
ただ敵地開催の浙江FC戦では、9分に先制ゴールを許すと58分には追加点を献上。シュート18本、枠内シュート5本と、ホームチームと同じだけのシュートを放つなど互角の戦いを繰り広げたが、0-2とACL初黒星を喫した。
アジアサッカー連盟(AFC)の発表では、ACLグループステージ参戦クラブには旅費遠征費としてアウェイゲーム1試合あたり6万ドル(約885万円)が支給されるとのこと。勝利ボーナスは5万ドル(約737万円)、引き分けボーナスは1万ドル(約147万円)だという。そのため3試合を終えて1勝1分1敗、アウェイゲーム2試合である甲府は、AFCから18万ドル(約2660万円)が支払われるという。
なおグループステージを突破して決勝トーナメント進出を果たした場合には、決勝トーナメント1回戦への参加ボーナスとして新たに10万ドル(約1470万円)が支給される。甲府は3試合を終えて首位メルボルンから勝ち点3差の2位であるだけに、グループステージ突破の可能性が大いにある。