まことに発展的な独立劇だったとはいえ、1963年にジョージ・トテフという大黒柱を失ったamtは、続けてバド・アンダーソンというやり手を失うことになった。

ビッグスリーに、既存プラモメーカーに、ビートルが喰らいつく!そして相次ぐ移籍劇とは…【アメリカンカープラモ・クロニクル】第20回
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=わが国のユニオンから再販されたこともあり、カーモデラーに長らく親しまれたIMCのビートル。同社はバド・アンダーソンという当時随一の著名人をブレインに迎えながら、彼の顔や名を客寄せにひけらかすようなことをほとんどしていない。IMCが欲したのはあくまで彼の卓越した知見だった。ホビー業界への参入にあたって同社のシリアスな姿勢が窺える、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=これはそのビートルをストック状態で仕上げたもの(制作:瀧上徳和)。車高は若干下げ気味としてある。制作にあたっては仮組み的作業を一切行わずに塗装・組み立てしているとのことで、作者の高い力量が実感される作例だ、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=USバンパーに隠れて見えづらいが、ホーンリングがちょっと大きめ。再現されているのは1964年式ということになるが、ウィンドウの大きさはかなり小さく、もっと古い年式にも見える。そのためこのキットは、色々な年式に改造して楽しみ易いという側面もあった、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=リアから見ると、かなり丸みの強いボディ形状となっているのが分かる。ウィンドウはやはり小さめだ。ライセンスプレートは作者自作によるもので、キットオリジナルではない、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=作例はキットの設計意図の通りフル開閉としてフィニッシュ、ヒンジは洋白線などで作り直されている。IMCがホビー業界へ参入してまず直面したのが、精密な模型の金型を造ることの難しさだった。容器と蓋さえ合えば良いバターケースとは訳が違うのだ。模型メーカーはこうした試練を乗り越えて生き残るのだということを、我々はもっと理解する必要がある、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=ストックのエンジンはあくまでストックのパーツのみで構成されており、オプションパーツはない。現代のタミヤやドイツレベルのキットと比べれば大分牧歌的なパーツ形状だが、エンジンのみならずシャシー全体の構造まで理解できるパーツ構成は、永遠の名作キットと呼ぶに相応しいものだ、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=インテリアもご覧の通り。ドアが開くだけに、足元のペダルもフロアとは別のパーツとなっている。フロントシートは座面とシートバックが別部品で、シートバックを前に倒して動かすことも可能な構造だった。、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=これは同じキットをドラッグ仕様で組んだ場合の完成見本だが、ユニオンが再販を行った1990年時点でのもの(「モデルカーズ」10号より抜粋)。IMCのオリジナルとはデカールが異なるほか、見本のヘミ・エンジンにはプラグコードが追加されている。ドラッグ仕様にはチューブフレームが付くばかりでなく、フロアパネルからしてストックとは別のパーツとなる、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=同じく再販時の完成見本(「モデルカーズ」10号より抜粋)。IMCが社運を賭けて開発した金型は現在、amtやMPCと同じくラウンド2が所有する。ラウンド2では保有ブランド名にリンドバーグの名を掲げることで代わりとしているようだが、IMCはリンドバーグだけでなくテスターなども転々とした。憧れのamtバッジを身に着けて再販されつつあるIMCのキットは今どんな気分なのだろうか、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=1959年にリリースされたと言われる、パイロのフォルクスワーゲン。スケールの表記はなく、一般的には1/25ということにされているようだが、実際はもう少し大きく、1/20に近いのではとさえ思われる(実際のところは未確認)。前後フード開閉可能、エンジンも再現される意欲的なキットだが、ボディはバラバラのマルチピース方式である、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=同じくパイロのビートルだが、これは数年後にリイシューされた際のパッケージ。「CLASSICS」と書かれているため、もっと後年のものに思われるかもしれないが、ここでのこの言葉は「古い」という意味ではなく、「名作」「名車」といったような意味である、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=パイロやIMCより遅れて1968年にようやくレベルが発売したビートルがこのキットである。EMPIのパーツをオプションとして多数盛り込んだ3 in 1で、ストック/ラリー/ストリートマシーンの中から好きな仕様を選んで作ることができた、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=よい機会なので、これより少し後のIMCのキットもご紹介しておこう。IMCとバド・アンダーソンがいなければ決してキットになることはなかっただろうエキジビション・ドラッグマシン、リトル・レッド・ワゴン。驚愕のホイールスタンディング・パフォーマンスと「世界最速のトラック」との評判でテレビでもひっぱりだこになったが、キット化の核となったのはやはり426ヘミの存在だった、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=リトル~の基本パーツはそのまま、全く架空の装いを与えられたこの「いたずら電話魔」は、本家同様のホイールスタンディング・ドラッグマシンと電話工事会社のストック仕様、ヒッピー・バスを先取りするようなテント付き「フリスコ・スリーパー」の3 in 1だった。電話ボックス、あるいは電話ボックス型トライクにも組める「ディンガリン」が付属するが、このキットはラウンド2によって2024年、まさかの復活を遂げることとなった、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=その他のIMCのキットについては、あまり良い画像を用意できず恐縮だが、これは「モデルカーズ」170号(2010年)からの抜粋で、マスタングⅡがリンドバーグから再販された際の紹介記事誌面である。この実車は翌年のマスタング発売を予告するように1963年に製作されたコンセプトカーであった。このキットも2024年、ラウンド2によってAMTブランドから再販される、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=本文で触れられているジョーハンの1964年型ダッジ(左)、ただし再販版である。これもあまり良い画像とは言えず申し訳ないところだが、426のリアルな再現ぶりには、ジョーハンがタービンカーで培った技術と自信が投入されたものと思うと、このツーショットには意義深いものも感じられるのではないだろうか(「モデルカーズ」60号タービンカー特集から抜粋)、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=同じようにタービンカーと相通じるものが感じられるのが、このジョーハンの1964年型ランブラー・アメリカンだ。積み木のような形状を脱した緻密なモールドのエンジンが付属するだけでなく、トランクは開閉可能となっており、この箱絵に見られるような積荷(スーツケースやクーラーボックス、ラケット)やジャッキまでパーツ化されている、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=こうした変化は、ジョーハンの他のキットにも微妙に波及していた。これは同社製1964年型キャデラック・クーペ・デヴィル。前年よりおしゃれ度を増した箱だけでも好印象だが……、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=隅に小さく「STEERABLE WHEEL」と書かれているように、前輪がステア可能となっていたのである(ダッジやランブラーはフロントアクスルはフリクション=シャフト式だった)。エンジンなどは前年同様の大まかな形状のものではあるが、フロアからペダルを別体にしたり、ダッシュボードからメーターパネルを別パーツにしたりと、他にも色々と凝った部分が見られる、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=これは以前にもお見せしている作例だが、このジョーハンの1964年型キャデラックをストレートに組んだもの(制作:周東光広)。ただし、使用したのは後年の再販版であるため、前輪のステア機構などはない、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=これがその再販版、「USAオールディーズ」シリーズの1964年型キャデラック。一部は前年・1963年型の金型を使用しているのか、メーターパネルはダッシュボードと別体ではなく、ペダルのパーツもない。また、フロントシートは金型を紛失したためであろうか、1968年型あたりのパーツが付属している、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=こちらのクライスラー300はキャデラック同様のデザインがなされたパッケージであるが、内容としては前年型のマイナーチェンジ版にすぎず、キャデラックのような凝った部分は見受けられない、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=箱の小口側にはカスタム仕様のイラスト。天面には3つの絵が描いてあったが、明確に「3WAY」とは謳わなくなったようである、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=箱の側面にはキットのパーツ内容あれこれが示されている。前年よりはアピールを随分とすっきりさせたようだ。ラムインダクションのエンジンなどは1963年型同様であるが……、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=このようにラリー競技をイメージさせるパーツが入り込んできたところがちょっとした違いである。前回お見せしたamtのキットでも同様のフィーチャーがあったが、ファルコンのラリーでの活躍が、当時よほどインパクトがあったのであろうか、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=反対側の側面にもパーツの紹介。こちらにも、スポットライトなどラリー関連のオプション部品の姿が見える。ヘッドレストの付いたバケットシートなど、なかなか進歩的、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=ヘッドライトベゼルを直線的な形状に改めた1964年型クライスラーだが、300だけは前年のままの形だったので、ボディ単体で見ると違いが分かりづらい、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=1963年型では円形のテールランプベセルがボディに一体で成型されていたが、この年はリア周りはごそっと別パーツとなった。300にはレギュラーモデルとレターカーの300Kがあったが、トランクのオーナメントから、このキットはレギュラーの300のようである(300Kでは円形のバッジが上面に付く)、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=キットのメッキパーツ。ワイヤーホイールの下にあるのがリアエンドのパーツで、このようにテールランプは縦長の六角形となる。エアクリーナーだけでなく、ラムインダクションのチューブもメッキパーツに変更されたようだ。前年型のキットとパーツの違いを見比べるとなかなか興味深い、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=これも以前の回でお見せしてはいるが、ここで改めてご紹介してこう。amtのマーキュリー・マローダーである。1990年代に一度、そして数年前にもう一度復刻再販されたことがあり、この箱に見覚えのある方は少なくないだろう、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=側面には白で描かれた線画でオプションパーツ群の紹介、そしてスプレーの宣伝とジーン・ウィンフィールドからのアドバイスという、お馴染みの構成だ。「オーセンティックな仕上がりのため、ボディにはAMTレッド、ブラックのトップとホワイトのインテリアはいかがでしょう」、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=反対側には、ウィンフィールド監修のカスタマイズ・バージョンのイラスト。フォードは1950年代にはテールフィンをあまり聳え立たせなかったが、その一方この時期になっても、マーキュリーでフィン・スタイルを維持し続けていた、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=マローダーはフォード・ギャラクシー500XL同様、レースでの活躍のため導入されたセミファストバックの2ドア・ハードトップだ。この年はそれだけでなく4ドア・ハードトップもラインナップに加えていたが、キット化されたのはもちろん2ドアである、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=フロントフェンダー横にはマローダー専用のバッジがカッチリとしたモールドで成型されている。実車の広告やカタログでは、筆で書いたような荒々しいmarauderロゴが使用されていた。『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=こちらはコンバーチブルのキットだが、前述のような出自からマローダーはルーフのあるモデルのみとなるので、これはシリーズ最上級モデルのパークレーンとなっている、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=側面のパーツのアピールを見ると、マローダーとは一部異なるのが分かる(ボディ形状の違いからリアウィンドウのストラップなどが省かれるのは当然であるが)。3 in 1のひとつがマローダーではレーシングであるのに対し、パークレーンではコンペティションと、若干抑えめな表現となっていた、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=反対側にはストック仕様のイラスト。パッケージデザインがまとまりのあるレイアウトになった、と言えばそうなのだが、前年までの熱狂が若干引いてきたような印象も受ける。、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=ウィンドウフレームも損傷を受けず、綺麗な状態で残っているボディ。パークレーンの2ドアおよび4ドアのハードトップは、中央部が開閉可能な逆傾斜リアウィンドウ(ブリーズウェイ・バックライト)が特徴的なのだが、そのモデル化はプロモのみであり、キットとして発売されなかったのは少々残念な気もする、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=同じボディを後ろから見たところ。リアグリルとバンパーが一体のメッキパーツのため、リアエンドはごそっと抜けた形となっている。この年のフルサイズ・マーキュリーは、小さな楕円形を並べた3連テールのデザインを採用していた、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=もうひとつ、同年のamt製キットから、これはインペリアル。前年型から基本は引き継いだボディだが、1964年型のインペリアルは前後のスタイルを大きく変更。リアはこのように、1956-1957年型コンチネンタル・マークⅡを思わせる、スペアタイヤカバーを吞み込んだような造形となった、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=短辺側の側面に描かれているのは一見ストック仕様だが、よく見ると違う。フロントバンパー後ろとAピラー部分に旗が立てられ、ボディサイドにはステップ(ランニングボード)が付いている。パレード仕様なのである。ステップはシークレットサービスが立つためのものであろう、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=側面のオプションパーツ紹介では、上段中央に注目。なんとフィギュアが付属するのである。ここではDRIVERと書かれているが、実際にセットされるのは2体。パーツを見ると、前後割りのフィギュアなので一見4体も付くように錯覚される、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=反対側はカスタム仕様のイラストとAMTラッカーの宣伝。新色が4つ加わったようである、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=そのボディ。ルーフラインは前年からさらに四角くなり、特徴的だったフロントマスク(砲弾型のヘッドライト)も常識的な形となった。何よりも、サイドパネルをフラットな形で立てたような形が、ライバルであるリンカーン・コンチネンタルによく似たものとなっている、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=この類似は、フォードから移籍してきたデザイン・チーフ、エルウッド・エンゲルが手掛けたスタイリングであることに起因するものであった。メーカーの顔である最高級車がこれでよかったのかどうか……。2ドアでありながら、リアウィンドウは小さく、フォーマル感が強調されている、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=メッキパーツは若干つやが消えてしまっているが、綺麗な状態が保たれている。フロントグリルはポンティアックをも思わせる2分割タイプであるが、インペリアルがクライスラーから独立した1955年型を思えば、原点回帰・新規まき直しのつもりもあったのかもしれない、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=こちらは同じくインペリアルの、コンバーチブル版キット。天面に描かれているのは、ハードトップとは違ってカスタマイズ仕様である。バンパーやホイールなどのカスタムパーツは、ハードトップと同じものが付くようだ、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=短辺側の側面にはストックのイラスト。車名としてはあくまでインペリアルなのだが、小さくクライスラーと添えられているのは、クライスラーとamt、どちらの意向によるものであろうか、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=側面にはAMTラッカーの宣伝とオプションパーツ紹介。こちらもハードトップ同様にフィギュアが付属する。「このモデルは上品ですから、AMTのブラック・ラッカーでエクステリアを塗装するのをお勧めします」と、ジーン・ウィンフィールドの言葉は意外に常識的、『CARSMEET WEB』より 引用)
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(画像=反対側にはパレード仕様のイラスト。コンバーチブルの場合はカーソントップとなるようである。過去の回で紹介してきたインペリアルやコンチネンタルのキットを思い返すと、3 in 1の3つめにはamtも苦心してきたのが分かる。パレード仕様とコンペティション仕様が繰り返し交代で現れているのだ、『CARSMEET WEB』より 引用)