京都市長選挙の総括をダイヤモンド・オンラインに寄稿した。京都の政治というものは、日本全体の動きのリトマス試験紙だったことも多いので、その歴史を正しく理解し、今回の経緯をきちんとしたかたちで分析してた。ぜひ、お読みいただきたい。
ここではその要約と、補足を書きたいと思う。
一言でいうと、まったく馬鹿げた選挙であった。自民党は勝ったもの、菅直人政権の官房副長官だった福山哲郎と手を結んで鳩山由紀夫政権のキーマンといわれた官房副長官だった松井孝治を市長に押し上げたわけで「悪夢の民主党政権」という言葉は何だったのかという印象はまぬがれない。
松井氏も鳩山内閣について内心忸怩たるものは合ったのだろうが、選挙カーが「元官房副長官の松井です」と胸を張って連呼し、「新しい公共」という鳩山内閣の看板政策の実現を約束されては、心は穏やかではない。