家電の同時使用を控えるという“節約”
では自分の家の適正なアンペア数がいくつなのか。それを算出する場合、同時に使う家電を考えてみよう。テレビ・エアコン・洗濯機を一度に使った場合、テレビ2.1A+エアコン6.6A+洗濯乾燥機13Aで必要なアンペア数は21.7Aとなる。つまりこの場合、20A以下で契約をしているとブレーカーが落ちてしまうため30A以上で契約する必要がある。見るからに電力を使いそうな洗濯乾燥機や電子レンジは当然のことだが、ヘアドライヤーなど小さくて気軽に使う家電でも大量のアンペア数を使う家電は少なくない。総じて“何かを加熱する”タイプの家電の使うアンペア数には注意しておくべきだろう。
ここで重要なことは、「それなら契約するアンペア数を上げなきゃ」と諦めるのではなく、家電の使用を分散させることだ。帰宅後のシャワーで濡れた髪をドライヤーで乾かす際には、夕飯を温めるための電子レンジを使わない。台所でIHのクッキングヒーターを使うときは、リビングのエアコンをオフにする。休日に洗濯乾燥機と掃除機を同時に使用しない。など、同じタイミングで使いがちな家電を分散して使うよう意識するだけで、必要なアンペア数は大きく変わってくるだろう。
普段の生活を少しだけ変化させることで、これまで余分に支払っていた生活費を見直すきっかけにしてみていただきたい。
参照元:電気代を安くする秘訣は「アンペア」!基本料金を節約しよう【エネチェンジ】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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