「ギャップ(GAP)」や「オールド・ネイビー(OLD NAVY)」を運営する米国のギャップは11月16日、2023年度第3四半期の決算を発表した。
売上高は38億ドル(5682億3300万円※)で、2022年の中華圏事業売却の影響を受け昨年同期比で7%減少した。実店舗での売上高は昨年比で6%減少し、総売上高の38%を占めるオンラインでの売上は昨年比で8%減少した。また、「イージー ギャップ(Yeezy Gap)」事業の中止に伴い5300万ドルの減損費用が見込まれた。営業利益は2億5000万ドル(373億8375万円※)で、純利益は2億1800万ドル(325億9863万円※)だった。
各ブランドの業績は以下の通り。「オールド・ネイビー」の売上高は21億3000万ドル(3185億955万円※、前年同期比1%減)で、レディース・キッズ・ベビーの各部門が好調だった。「ギャップ」の売上高は8億8700万ドル(1326億3754万円※、同15%減)で、前述の通り中華圏事業の売却と「イージー ギャップ」の終了による影響を大きく受けた。「ギャップ」もレディースとベビー部門が好調だった。「バナナ・リパブリック(Banana Republic)」の売上高は4億6000万ドル(687億8610万円※、同11%減)、「アスレタ(Athleta)」の売上高は2億7900万ドル(417億2026万円※、同18%減)だった。
※1ドル=149円(11月18日時点)
文・西岡愛華/提供元・SEVENTIE TWO
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