浦和レッズは今月3日に明治安田生命J1リーグ最終節の北海道コンサドーレ札幌戦を控える中、マチェイ・スコルジャ監督後任としてスウェーデン1部BKヘッケンFF率いるペル・マティアス・ヘグモ氏を招へいすると報じられている。その元ノルウェー代表指揮官が、浦和行きの報道を受けて自身の去就に言及した。
ヘグモは2000年のシドニー五輪でノルウェー女子代表監督として金メダルを獲得したほか、2013年から2016年にかけて同国男子代表を指揮。2021年6月からヘッケンを率いており、2022シーズンにクラブ史上初となるリーグ優勝。2023シーズンも首位マルメから勝ち点7差の3位と、上位争いを繰り広げた。
日本国内で浦和の指揮官に就任することが確実と報じられる一方、ヘグモ監督は11月30日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)バイエル・レバークーゼン戦でも指揮。スウェーデン紙『エクスプレッセン』によると、同監督は試合後のインタビューで浦和行きの可能性を聞かれた際、以下のようなコメントを残したという。
「私がこのクラブに集中していることを知ってもらいたい。この2年間、我々は素晴らしい成功を収めてきたし、その成功を喜ぶべきだ。それがフットボールというものだが、私の仕事はこのクラブを率いること。それだけに集中している」
「(ヘッケンを去る可能性について)今はまだ現実的ではないので、本当に何も話せない。他の場所で何が起こっているかは、他人が語ることだ」
浦和行きの可能性について明言を避けたヘグモ監督だが、12月1日に64歳の誕生日を迎えている。日本のファン・サポーターから祝福のメッセージが相次いでいるだけに、このノルウェー人指揮官の今後から目が離せない。