久保建英(写真手前は三笘薫) 写真:Getty Images

 日本代表は来年1月にAFCアジアカップを控える中、MF久保建英(レアル・ソシエダ)とMF三笘薫(ブライトン)が負傷。主力選手2名を欠く可能性があるだけに、対戦国のベトナムでも森保ジャパンのメンバーに対する注目度が高まっているようだ。

 久保は今月21日に行われたラ・リーガ第18節カディス戦で、相手選手から腹部を殴打されるなど複数回にわたり悪質プレーの犠牲に。戦線離脱やアジアカップ欠場の可能性が取りざたされたものの、スペインメディア『EL GOL DIGITAL』は「肋骨にヒビは入っていない」と伝えている。

 一方、三笘は今月22日のプレミアリーグ第18節クリスタル・パレス戦で敵陣に攻め込んだ際に左足を負傷。試合後には松葉杖姿でスタジアムを後にしていたが、英メディア『アーガス』は「彼はアジアカップにむけて、来年はじめに日本代表へ合流する予定」と報じている。

 久保、三笘ともにアジアカップ開催前に復帰する可能性があるにも関わらず、アジアカップで日本代表と対戦するベトナムは、両選手の不在を前提として番狂わせを狙っている模様。ベトナムメディア『SOHA』は「ベトナム代表は日本が被った大きな損失を利用しようとしている」とリポート。

 「久保、三笘がアジアカップを欠場する可能性は非常に高い」とした上で、「サムライブルーの対戦相手にとっては朗報だ。ベトナム代表のフィリップ・トルシエ監督は、日本代表を驚かせる準備をしている。現時点で森保一監督は、久保と三笘がアジアカップ前に復帰するというニュースを待たなければならない」と綴っている。

 日本代表は来年1月1日に国立競技場でタイ代表と対戦した後、中東へ移動。14日のアジアカップ・グループリーグ開幕戦でベトナムと激突するほか、19日にイラク、24日にインドネシアと対戦する。