2019年、ブラジルで18歳の姉がわずか5歳の弟を殺害し、悪魔崇拝の儀式を行ってその体の一部を食べるという衝撃的な事件が起きた。英「Daily Mail」ほか、多数の海外メディアが報じている。
事件が起きたのは2019年4月4日、ブラジル南東部サンロケの住宅である。この日の夜、買い物から帰宅した女性は自宅のドアを閉ざされ、中に入ることができなかった。家の中には女性の18歳になる娘カリーナ・ロケと5歳の息子マイコンがいたが、カリーナはドアを開けることを拒否した。仕方なく女性は、近所に住む自分の兄弟や親類に頼んで無理やりドアをこじ開けてもらった。
そうして何とか家の中に入った女性は、信じがたい光景を目撃する。幼い息子が血まみれになって死んでいたのだ。床には遺体を取り囲むようにロウソクが置かれており、頭は半分切り落とされかけ、両目は突き刺されていた。手首には切り傷が走り、足にはやけどを負っていた。母親はあまりのことに気絶してしまった。
遺体のそばには姉のカリーナが立っており、彼女が弟を殺したのは明らかだった。親類たちはカリーナを取り押さえようとしたが、カリーナは石で殴りかかっておじにケガをさせ、拘束された後も威嚇してきた親類の犬に噛み付いたという。
警察に逮捕されたカリーナは、さらに衝撃的な告白をする。彼女は弟を自室に連れ込んで枕で顔を押さえつけて窒息死させ、その遺体を残忍に切り刻んだだけではなく、陰茎を切断して食べたというのである。司法解剖でも被害者は殺された後に体を傷つけられたことが判明しており、カリーナの自供が裏付けられているという。
捜査では、家の中から燃やされた携帯電話とメモリーカード、ペンナイフ、少量のマリファナが発見された。現在のところ、犯行時にカリーナが薬物を摂取していたかは不明だ。遺体をロウソクが囲んでいたことから、警察はこの事件が悪魔崇拝の儀式であった可能性も視野に入れている。携帯電話やメモリーカードを燃やしたのは証拠隠滅のためと考えられ、カリーナがSNS等で悪魔崇拝者や黒魔術のグループと接触していなかったかを調査中とのことだ。