この翌年は、マイアミ・デイド郡の公立学校委員会を訴えた。生徒から暴行された後、補償金を拒否されたというものだったが、一審で敗訴した。判決の一部について上訴したが、再審を勝ち取ることができなかった。

昨年は、フロリダにあるカジノで常連客が自分に倒れ込んだと主張。カジノは施設の維持管理を怠ったとして提訴した。まだ判決にはいたっていないという。

なおAmazonでは、同名の著者による訴訟に関する本が販売されている。内容は、実際に自分が最高裁に上告した際に提出し、認められた請願書のコピーで、説明には「少額訴訟、民事訴訟、巡回裁判所、家族訴訟、下級控訴裁判所、および米国最高裁判所」を含む「さまざまな裁判所で私自身と他の人のために費やした長年の闘い」で得た法的知識をもとに作成したものと記されている。

感謝祭のお祝いムードが漂う中、険しい表情で記者団の取材に応じたアダムス氏は、「このようなことは決して起きていない。告発者に会ったことも覚えていない」と疑惑を全面否定した。

成人サバイバー法は、2019年に成立した「児童被害者法」(Child Victims Act)をモデルにしたもので、過去一年で2,500件以上の申立てが提出されたという。

著名人が被告となるケースもあり、トランプ前大統領は今年5月、1996年に市内のデパートでレイプされたとして訴えた作家のジーン・キャロル氏との裁判で敗訴し、500万ドルの支払いを命じられた。

昨日はハードロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のフロントマン、アクセル・ローズが、1989年に市内のホテルで性的暴行を受けたとするペントハウス誌のモデルから訴えられたと報じられた。