最新の情報も付け加えます。今朝(30日午前9時過ぎ)、テレビ朝日の「モーニングショー」で、政治ジャーナリストの田崎史郎氏が、高市氏が石破氏に敗れた理由について解説していました。田崎氏は40年以上の政治取材経験を持つベテランです。
「高市氏が総理になると日本はおかしくなる。日本を守るはずの米国も日本を止めようとするだろう。自民党は崩壊し、日本は沈没する」と、同氏が直接取材した議員らのコメント引用で解説しました。
数日前には高市氏の勝利を田崎氏は予測していましたが、靖国参拝を巡る批判が彼の予想を覆したのです。
靖国参拝自体は、英霊を偲ぶ行為であり、米国を含め誰も直接反対することはありません。しかし、対中戦略における日米韓の協力関係を強化しようとしている米国が、日本の参拝強行によってこの関係が揺らぐことを懸念するのは当然のことです。岸田総理が高市氏を総理にしないよう強く動いた背景には、こうした国際的な事情があるのです。残念ながら、それを理解できない高市氏や彼女の支持者たちには失望せざるを得ません。
では、石破氏で本当に良いのかというと、それもまた別の問題です。しかし、少なくとも高市氏のように国際的な視野が欠如していることは、現在の日本にとって致命的であることは間違いありません。