宇宙航空研究開発機構(JAXA)が1日午後0時6分、新型基幹ロケット「H3」の3号機を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。
同じ時間に近辺を通過していた飛行機内から打ち上げの模様を目撃した人もみられ、Xで反響を呼んでいる。
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■無事に打ち上げ成功
H3ロケットをめぐっては、1号機が昨年3月に地球観測衛星「だいち3号」を搭載して打ち上げられたものの、2段目のエンジンに着火せず失敗し、だいち3号も失われた。今年2月にはH3ロケット2号機が打ち上げられて成功したが、搭載されていたのは衛星と同じ重さのダミーだった。
今回の3号機には、新たに「だいち4号」が搭載。無事に打ち上げられ、予定通りにだいち4号が分離されて軌道に投入された。だいち4号は、地球全体を定期的に観測することにより、日本の国土の地殻変動や災害状況、環境の変化の把握などに役立つことが期待されている。