本来、2ドアクーペといえば”豪華で走りの良いGT(グランドツーリング)”といったモデルが多く、優雅で余裕のあるライフスタイルを表すモデルでした。
しかし、スタイリングの自由度と実用性を兼ね備えたクロスオーバーSUVなどが増えたこともあり、パーソナル感の強い2ドアクーペが年々減りつつあります。
ここでは、そんな2ドアクーペの魅力と中古で狙いたいおすすめを5台紹介します。
目次
・2ドアクーペはなぜ減っているのか?2ドアクーペのメリットとデメリットを解説
・ラグジュアリー感が漂うレクサスRC
・現行リアルスポーツ、トヨタ GRスープラ
・日産 フェアレディZは先代モデルが狙い目
・いま乗らないと後悔する!?生産終了のアウディTT
・実用性の高さで選ぶならメルセデス・ベンツ Cクラスクーペ
2ドアクーペはなぜ減っているのか?2ドアクーペのメリットとデメリットを解説
2ドアクーペの魅力は、なんと言ってもそのスタイリングの良さにあります。
リアドアを持たないため、セダンと同じ全長であっても、伸びやかで、後方に向かってルーフが傾斜するシルエットを描くことができます。あるいは、ロングノーズ&ショートデッキを採ることもできます。
また車高を低く抑えられるという利点もあります。一般的には、車高が下がり、重心高も下げられれば俊敏性も増します。前面投影面積も小さくなり、空気抵抗が減り、最高速や燃費の向上なども期待できます。
いっぽうでリアドアがないぶんボディの開口部が小さくなることで、ボディ剛性を高めやすいなどの利点もあります。ホイールベースが短くできるため、回頭性が高く、剛性の面でも利点があります。
いっぽうでデメリットは、後席があるモデルの場合、後席へのアクセスが困難で、実質エマージェンシー的な使い方になること。
また低い位置に床面とシートが設定されることで、前席の乗り降りでも身体の上下動が大きくなります。
さらに大きなドアパネルのため全開時にはスペースを取ることになりますし、公共の駐車場などではとなりの車両との間隔も気になります。
荷室高も低く、オーバーハングも短いので積載性への影響や後方視界も小さくなりがちといった面があります。
そういった理由から、万人におすすめというわけにはいかないのが2ドアクーペでもあります。
以下では、そんな2ドアクーペのなかでおすすめの5台を紹介します。