ラ・リーガの強豪レアル・マドリードは、現在センターバックの負傷者続出で守備陣の補強が急務となっている。元マドリードの象徴であるDFセルヒオ・ラモス(2005-2021)は、現在無所属の状態でフリーエージェントとして契約可能な状態にあるが、スペインメディアの報道によると、クラブは1月の補強候補として別の3選手をリストアップしているようだ。
守備の危機的状況を受け、下部組織時代も含める25シーズン(1984/85-2009/10)マドリードに在籍した名ミッドフィールダーであるグティ氏(2012年引退)からラモス復帰の提案があったものの、クラブはラモスの在籍最終年におけるフロレンティーノ・ペレス会長との度重なる対立や冷え切った関係を理由に提案を却下したという。
そして、別の候補として元マンチェスター・シティで現在はアル・ナスルでプレー中のDFアイメリク・ラポルテ、RBライプツィヒ所属の若手DFカステロ・ルケバ、バイエル・レバークーゼンのDFヨナタン・ターという3人の候補を選出したと伝えられている。
マドリードは11月9日のオサスナ戦(4-0)で、FWロドリゴとDFルーカス・バスケスに加え、DFエデル・ガブリエウ・ミリトンも負傷で失うという事態に見舞われた。ミリトンは前十字靭帯を完全に断裂しており、今2024/25シーズンの残り試合に出場できないことが確定。さらに、昨年負傷したDFダヴィド・アラバも依然として復帰出来ていない状況だ。
また、夏の移籍市場ではディフェンダーを補強せずに多様なポジションをこなせるDFナチョ・フェルナンデス(カディス)を放出してしまったため、DFダニエル・カルバハルやDFオーレリアン・チュアメニに負担がかかってしまい、彼らも負傷してしまった。
野戦病院と化したマドリードの守備陣を救う選手の補強が待たれているが、クラブがどのような手を打つのか、世界中のサッカーファンから注目を集めている。