BMWがミドルサイズ4ドアクーペの4シリーズ グランクーペをマイナーチェンジ。新造形のフロントグリルやLEDヘッドランプ&リアコンビネーションランプ、フラットボトムのステアリングホイールなどを採用して訴求力をアップ
BMWジャパンは2024年10月25日、ミドルサイズ4ドアクーペの4シリーズ グランクーペを商品改良し、同日より販売を開始した。
車種展開は以下の通り。
420iグランクーペ Mスポーツ:722万円
M440i xDriveグランクーペ:988万円
420d xDrive グランクーペ Mスポーツ:776万円
i4 eDrive40 Mスポーツ:886万円
i4 M50 xDrive:1190万円
今回の改良は、内外装の一部変更や機能装備のバージョンアップなどを図って、ミドルサイズ4ドアクーペとしての魅力度をいっそう高めたことが特徴である。
まずエクステリアでは、新造形のLEDヘッドランプとLEDリアコンビネーションランプを装着して前後アピアランスの新鮮味をアップ。また、MパフォーマンスモデルのM440i xDriveグランクーペとi4 M50 xDriveにはブラック加飾の新キドニーグリルや内部の光輝部をブラックアウトしたアダプティブLEDヘッドランプ、レーザー・リアライトなどを装備する。足もとのアロイホイールのデザインも刷新し、M440i xDriveグランクーペとi4 M50 xDriveには赤で塗装したMスポーツブレーキを配備した。ボディカラーについては、ファイヤーレッドメタリックとケープヨークグリーンメタリックの新色を追加している。
内装に関しては、フラットボトムの新ステアリングホイールや新しいインテリアトリムエレメント、新アレンジのイルミネーテッドエアベンツなどを配備したことがトピック。またM440i xDriveグランクーペとi4 M50 xDriveには、12時部分を赤くマーキングしたMカラーステッチ入りステアリングホイールやMシートベルトなどを装備する。さらに、クラフテッドクリスタルフィニッシュをオプションで設定。BMWオペレーティングシステムには最新の8.5を採用した。
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、420iグランクーペ Mスポーツは1998cc直列4気筒DOHC直噴ツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力184ps/5000rpm、最大トルク300Nm/1350~4000rpm)+電子油圧制御式8速ATを搭載して後輪を駆動し、M440i xDriveグランクーペは2997cc直列6気筒DOHC直噴Mツインパワーターボガソリンエンジン(最高出力387ps/5800rpm、最大トルク500Nm/1800~5000rpm)+電子油圧制御式8速ATを搭載して4輪を駆動(xDrive)。また、420d xDrive グランクーペ Mスポーツは48Vマイルドハイブリッドシステムを組み込んだ1995cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力190ps/4000rpm、最大トルク400Nm/1750~2500rpm)+電子油圧制御式8速ATを搭載して4輪を駆動(xDrive)する。一方、i4 eDrive40 Mスポーツはリアモーター(最高出力250kW/8000rpm、最大トルク430Nm/0~5000rpm)+リチウムイオン電池(総電力量83.9kWh)を搭載して後輪を駆動。また、i4 M50 xDriveはフロントモーター(最高出力190kW/8000rpm、最大トルク365Nm/0~5000rpm)+リアモーター(最高出力230kW/8000rpm、最大トルク430Nm/0~5000rpm)で構成するシステム最高出力400kW/最大トルク795Nmの前後モーターに総電力量83.9kWhのリチウムイオン電池を搭載して4輪を駆動(xDrive)する。一充電走行距離はWLTCモードでi4 eDrive Mスポーツが595km、i4 M50 xDriveが542kmを実現している。
文・大貫直次郎/提供元・CAR and DRIVER
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