スタッド・ランス所属FW中村敬斗はチームメイトのMF伊東純也とともに、11月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合へ臨む日本代表に招集。所属クラブでの活躍が目立つだけに、セリエAの強豪ユベントスをはじめ複数クラブからの関心が報じられている。
現在24歳の中村は、2019年7月にガンバ大阪からオランダ1部トゥウェンテへ移籍した後、欧州の複数クラブに在籍。2023年8月にオーストリア1部LASKリンツからランスへ完全移籍すると、加入1年目からリーグアン25試合の出場で4ゴール1アシストをマーク。今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で6ゴール1アシストと結果を残している。
イタリア紙『ラ・スタンパ』が11月12日に伝えたところによると、ユベントスのテクニカルディレクターであるクリスティアーノ・ジュントーリ氏は、アジア市場への進出を検討。その一環として、中村をリストアップしたというが、争奪戦に発展する可能性もある。
リンツ在籍時からアイントラハト・フランクフルトやリバプール移籍の可能性が取りざたされていた中村だが、ドイツメディア『RUHR24』は2024年7月の時点で、ボルシア・ドルトムントからの関心を報道。
ドルトムント幹部のスヴェン・ミスリンタット氏から高い評価を受けているというが、同氏は過去にMF香川真司(現セレッソ大阪)のドルトムント移籍を手掛けたほか、VfBシュツットガルト幹部時代にはMF遠藤航(現リバプール)やDF伊藤洋輝(現バイエルン・ミュンヘン)を迎え入れるなど、日本人選手に精通したサッカー関係者として知られている。
一方で中村本人はランスとの契約を2028年6月30日まで残す中、インターネット動画配信サービス『DAZN』の制作番組「内田篤人のフットボール・タイム」で「(将来プレーしたい国・リーグは)イングランドとか。気候的にスペインにも行きたい」と、他リーグ挑戦への意欲を覗かせている。