昨季はボローニャ(イタリア1部)でリーグ戦2桁ゴールを達成し、クラブのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献したオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーは、今夏にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)へとステップアップ。しかし、早くも退団の可能性が浮上している。
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)でプロキャリアをスタートさせたザークツィーは、パルマ(イタリア1部)やアンデルレヒト(ベルギー1部)、ボローニャでプレー。今季はユナイテッドデビュー戦となったフラム(イングランド1部)戦では決勝ゴールを記録したが、それ以降は不発の状況が続いており、出場機会も徐々に減少している。
イタリア『トゥット・スポルト』によれば、この状況にイタリアの複数クラブが注視しており、その中でも特に強い関心を示しているのがユベントスだという。ユベントスはポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクが負傷離脱しており、セルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチの代役を必要としているようだ。
また、今季からユベントスを率いるチアゴ・モッタ監督はボローニャ時代にザークツィーを指導している。その際はオランダ代表FWを中心としたチーム作りをしており、選手の価値を十分に理解しているとのことだ。
その一方で、ユナイテッドの新指揮官に就任したルベン・アモリム監督はザークツィーを十分な戦力とは考えておらず、スポルティングCP(ポルトガル1部)時代に指導したスウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュの獲得を望んでいる模様。このことも鑑みて、ユベントスは半年間のレンタル移籍で同選手を狙うようだ。