守田英正 写真:Getty Images

 日本代表MF守田英正は、AFCアジアカップ準々決勝イラン戦後の森保一監督に対する訴えで注目を集める中、所属先のポルトガル1部スポルティングCPに再合流。同クラブのチームメイトから称賛されている。

 川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、昨年夏にスポルティングCPへ完全移籍した守田。今季も開幕からアジアカップ開幕前までポルトガル1部リーグほぼ全試合でスタメン出場と、チームに必要不可欠な存在だ。

 また以前からスポルティングと契約延長の可能性が報じられているだけに、スポルティングのルベン・アモリム監督はアジアカップ開催期間中に守田の早期復帰を熱望。ポルトガル紙『ア・ボーラ』が先月20日に伝えたところによると、同監督は「守田はまだスポルティングで2年目だから、(退団の可能性について)問題ないし、私にとって彼との契約延長が最大の関心事だ」

 「彼の成長ぶり、チームへの影響力。みんな彼のことを気に入っているし、彼を契約以上にここでプレーさせたい。彼にはまだ契約があるし安全だ。彼もスポルティングでプレーしていてとても幸せだ。大事なことは、日本がアジアカップで敗退し、彼がすぐに戻ってくることだ」と語っていたという。

 そんな中、森保ジャパンは今月3日に行われたアジアカップ準々決勝でイラン代表に1-2で敗北。守田は翌週からスポルティングの練習に参加すると、8日開催のポルトガル国内カップ戦準々決勝で途中出場。11日のリーグ戦でスタメンに復帰している。

 守田の早期復帰は、アモリム監督のみならずMFモルテン・ヒュルマンドも喜んでいる模様。同選手はスポルティングの公式番組『SportTV』で「守田は早く戻ってきて嬉しいね。彼はチームに多くのクオリティをもたらしてくれるんだ」と語っている。

 なおスポルティングはリーグ戦20試合を終えて17勝1分2敗。首位ベンフィカと勝ち点52で並んでいるだけに、シーズン後半戦における日本代表MFへの期待は高まるばかりだ。