■A4サイズ1枚の混入で…

昇華転写とは、特殊なインクで転写紙にデザインを印刷し、熱を加えてインクを気化させ、製品にデザインを転写する技術。カーテンやカーペット、壁紙などに多く使用されている。

公益財団法人古紙再生促進センターの公式サイトによると、使用済みの昇華転写紙にはインクが残っており、古紙の再生に混入すると紙に斑点が出るなどし、再生紙として使用できなくなる。

実際、A4サイズの昇華転写紙が1枚混入しただけで、約100トンもの損紙が発生することも。雑誌や雑がみに混ざって古紙問屋に搬入されると発見が難しくなるため、排出する際に混ぜないことが重要となる。