ヴィッセル神戸 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸はブラジル人MFウエスクレイの放出を巡り、ブラジル2部セアラーSCから数年間にわたり移籍金が支払われていなかった模様。2024年11月になって、ようやく全額を受け取ったという。

 ウエスクレイは2018年に神戸からセアラーへ期限付き移籍した後、2019年1月に一度神戸へ復帰も、翌月にセアラー完全移籍へ。同クラブでは2022年7月までプレーしていた。

 同選手の移籍を巡っては、ブラジルメディア『O POVO』が2024年9月30日、神戸からの訴えによりセアラーが国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を科されたことを伝えた上で「クラブ会長はウエスクレイの移籍金が未払いであることが補強禁止処分の理由であることを明かした」と報じていた。

 しかしブラジルメディア『グローボ』が11月11日に伝えたところによると、セアラーは5日、神戸に対して6万ドル(約900万円)を送金したことにより、ウエスクレイの獲得による移籍金の支払いが完了。近日中にも補強禁止処分が解除される見通しだという。

 なおセアラーは2023年7月、横浜FCからサウロ・ミネイロを獲得したが、60万ドル(当時約8400万円)とみられる同選手の移籍金も一時未払い状態に。2024年3月から複数回にわたり補強禁止処分を科されたが、横浜FCとは分割払いで合意し、すでに40万ドルの支払いを終えている。