ブライアン・リンセン 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属のオランダ人FWブライアン・リンセンは、11月10日開催の明治安田J1リーグ第36節サンフレッチェ広島戦で1ゴールをマーク。今冬残留待望論も湧き起こる中、同選手の動向がオランダ国内で報じられている。

 現在34歳のリンセンは、フィテッセやフェイエノールトなどオランダ国内の複数クラブを経て、2022年6月に浦和へ完全移籍。デビュー戦(対パリ・サンジェルマン)での負傷により長期離脱を強いられると、2023シーズンはJ1リーグ19試合出場で2ゴール1アシスト。今季も左ハムストリング肉離れにより開幕から出遅れると、その後もリーグ戦でスタメン出場10試合にとどまるなど、コンディション不良に悩まされていた。

 それでも広島戦では1-0で迎えた56分、MF松尾佑介のミドルシュートに頭を突き出し、シュートーコースを変えて追加点を奪取。この一瞬の反応がネット上で話題になるとともに、ファン・サポーターからはリンセンの残留を望む声が挙がっている。

 オランダメディア『Voetbal』は2024年8月の時点で、浦和とリンセンの契約期間が2025年1月までだと報道。オランダ1部NACブレダからの関心を伝えるとともに、「2025年1月に再び獲得へ乗り出す可能性がある」と綴っていた。

 そんななか、オランダメディア『De Limburger』は11月11日に「日本におけるリンセンの冒険は、ゆっくりと終わりに近づいている。すでに慎重に荷造りをしている」とリポート。2024シーズン限りで契約満了により浦和を退団する可能性がある現状を伝えているが、移籍先候補には触れていない。

 なお浦和所属の外国籍選手では、スウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンに契約延長の可能性が報じられている。一方で一部のタイメディアによると、タイ代表MFエカニット・パンヤは期限付き移籍期間満了により退団するという。