かつて柏レイソル、浦和レッズなどJリーグ複数クラブでプレーしていた元日本代表MF江坂任に、2024シーズン限りで韓国1部・蔚山HD FCを退団する可能性があるという。
現在32歳の同選手は、2015年にザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)へ入団。大宮アルディージャを経て、2018年から柏でプレーし、2019シーズンに11ゴールを挙げてチームのJ1昇格に貢献したが、ネルシーニョ監督との不仲も取りざたされる中、2021シーズン途中に浦和へ完全移籍する。
浦和加入1年目に天皇杯優勝を成し遂げ、Jリーグ優秀選手賞を受賞した江坂。ただ2022シーズンのJ1リーグで2ゴールに終わると、同シーズン終了後に蔚山へ完全移籍。今季はリーグ戦・プレーオフあわせて28試合の出場で4ゴール3アシストをマーク。チームは上位6クラブによるプレーオフの最終節のみを残す中、リーグ優勝を決めている。
韓国国内で結果を残し、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)でもここまで全4試合でピッチに立っている江坂だが、今オフの去就は不透明である模様。同国メディア『スポーツ朝鮮』は11月11日、蔚山の外国籍選手について「江坂以外の外国籍選手は残留する可能性が高い。江坂に関しては、クラブが残すか放出するか、まだ検討段階にある」とリポート。
韓国リーグでは、2025シーズンから外国籍選手枠が6人に拡大される可能性があるが、それでも江坂を来季の構想に含めている状況とは言えないという。
なお韓国メディア『スポーツソウル』が報じたところによると、江坂は浦和退団直前、Jリーグの複数クラブからオファーを受け取っていたという。韓国で結果を残しているだけに、再びJリーグクラブからオファーが届く可能性も考えられる。