仕事への影響

一連の事態を受け懸念されているのが、兼近の今後の仕事への影響だ。たとえば3日付「東スポWEB」記事は、EXITの冠番組『EXITのベルギー行ったらモテるやつ』(テレビ東京系)が打ち切りの方向で検討中だと報道。また、2日放送の『THE突破ファイル』(日本テレビ系)の放送では極端に兼近のコメントシーンが少なかったという指摘も相次いでいるが、テレビ局関係者はいう。

「兼近はTwitterに寄せられる一般の人々からの指摘に対し、いちいちリプライして説明しており、確かに真摯な姿勢とはいえるものの、それがさらにユーザの新たな反応を呼んだり、他の過去のツイートの掘り起こしにつながったりと、逆効果になっている感がある。窃盗事件や売春あっせん行為での逮捕は未成年時代のことであり、本人もすっかり改心しているので、それらを理由に今さら世間的に批判を浴びたり、番組を降板になるというのは筋違いであることはいうまでもない。

ただ、もし仮に学生時代にイジメを行っていたとして、それを今の兼近が『やっていない』と虚偽の説明をしているのだとすれば問題となってくる。たとえ過去のことでもテレビ業界はイジメに非常にセンシティブになっており、それを理由にテレビ局が出演見合わせなど起用自粛の動きを見せる懸念もあり、そうなったとしても文句は言えない。なので、なぜTwitterで『イジメをしたことがある』と書いたのか、その真意について改めてきちんと釈明したほうがよい」

業界内からのエール

兼近といえば子どもの頃に極貧生活を送り中学生時代に新聞配達のアルバイトをしたり、その後は地元・札幌で成人向けサービスを提供する店で働いていた過去なども公表している。兼近はそうした過去を断ち切るために芸能界に入り、現在では改心し、日頃から恵まれない環境に置かれた人々への支援の必要性を訴えていることから、各方面から兼近を応援するコメントが多数寄せられている。

「事件がたいぶ時がたっている。これで兼近さんをあまり厳しくバッシングするようなことになってしまうと、『じゃあここから更生しよう、立ち直ろう』としている人をくじいてしまう」(元衆院議員でタレントの杉村太蔵)

「セカンドキャリアの道を考えなければいけない」(キャスターの宮根誠司)

「兼近に頑張ってほしいなー」(お笑いタレントの松本人志)

「その環境にいなかった人はつい批判したくなるだろう。でも多分その想像をはるかに超える悪環境なんだよな。同じ様な環境にいて真面目に暮らせた人はもちろん立派。でも人にはポテンシャルの違いがあるんだよな。兼近さんとルフィを分けたものはどこにあったのか?批判よりその要因を掘り下げて欲しい」(俳優の高知東生)

こうした声を無駄にしないためにも、兼近にはぜひ疑念を払しょくしてほしいものだ。

(文=Business Journal編集部)

提供元・Business Journal

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