■ギリギリまでゴネる記者
ヒゲを剃る気満々だった記者はちょっと落胆したものの、「地元の人をまず優先する」という方針がじつに銭湯文化らしい優しさと配慮で溢れており、瞬時に納得。次回使える無料タオル券をもらい、番台を後にした。
入浴レポートを諦め、周辺を散策。小杉湯の横には、木製の縁台や畳のお座敷があり、ここは自由に使って良いという。
風呂上がりに、ここでくつろげたら最高だなあと思いつつ、遠くを見つめると小杉湯の番台奥に牛乳瓶の並ぶ冷蔵庫の姿。
「あの…再び現れてすみません。牛乳だけでも買えませんでしょうか?」と恐る恐るお願いすると、「あ、どうぞどうぞ!」とOKをもらえたのだった。…マジでスタッフさん優しい。