こんにちは、医師・医療経済ジャーナリストの森田です。
先日、厚労省からこんなポスターが送られてきました。
「12月2日から現行の保険証は発行されなくなります」
とのこと。
一体どういうことでしょう?
実はこれかなり不誠実な記載です。
本当は何もしなくても保険証の代わりになる「資格確認書」というものが送られてくるので、急いでマイナ保険証を作らなくても全然問題ないんですよね。でも、そういうことはこのポスターには一切記載されていません。
その代わりに
「現行の保険証は発行されなくなります」
という嘘ではないけど不誠実なだけ表現を記載しているのです。
「右の情報も左の情報もすべてを出して、国民の皆さんにしっかり考えてもらって、議論してもらって、その上で国民の自由な意思決定を尊重する」というのが、国としてあるべき姿。
不都合な情報は国民に知らせない(政府に都合のいい情報しか出さない)というのは、国民の代表としてあるまじき行為だと思います。
ということで、いい機会ですので今回は、
私が医師として「マイナ保険証」に強く反対する3つの理由
という内容をお送りしたいと思います。