旧型のB-1やB-2に代わる長距離攻撃ステルス爆撃機として設計されたB-21が飛行している様子を捉えた写真が公式にお披露目されたが、そのデザインがまるでUFOそっくりだとして話題になっている。
次世代長距離攻撃ステルス機B-21の開発が発表されたのは2022年のこと。当時の空軍参謀総長のC・Q・ブラウン・ジュニア大将は「B-21レイダーは、将来の激しい戦闘環境における様々な作戦において、強力な戦闘能力を提供する」と発言。開発に携わるノースロップ・グラマンの広報担当者は2022年当時、「B-21は、目に見える柔軟な核抑止力として核三原則に加わり、国家安全保障の目標を支援し、わが国の同盟国やパートナーを保証する」と述べ、「世界のどこにでも精密打撃を与えるため、最も厳しい防衛を突破する能力がある」「抑止力の未来である」と付け加えていた。
公開された画像では従来のステルス爆撃機との明確な違いが多数明らかになっているが、一番の特徴は爆撃機の排気口が写っていないという点かもしれない。この特徴は横から見た際の印象とも相まって、新型機を円盤型UFOのように見せることに一役買っている。よく「米軍の新型兵器はUFOの技術をリバースエンジニアリングして開発されている」と噂されるが、今回のB-21もその噂の信憑性を高めることになりそうだ。
現状、アメリカ空軍はB-21を1機7億ドルで約100機購入し、2027年までに就役する見込み。今後10年ほどの間に現行のロックウェルB-1ランサーとノースロップ・グラマンB-2スピリットの両方と置き換えられる予定だ。
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文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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