「たった150円でこれだけぐっすり眠れるのだから、安いものよね」と笑顔のうちの家内。

なんか通販番組のやりとりみたいな出だしですね。お得な経済学の連載記事なので、これが額面通りお得なのかどうか、疑問を感じながら読み進めてみてください。

家内が手にとっているのはヤクルトの「Y1000」です。発売当初は爆発的な売れ行きで、どこに行っても売り切れで手に入らなかったのですが、最近はようやく工場の生産能力が補強されて、普通にスーパーで買えるようになりました。

■質の高い睡眠に効果があるとヒットしたY1000

私の周囲の高齢者がだいたいそうなので、おそらく日本中そうだと思うのですが、年をとるにつれ人間、なかなかぐっすりとは眠れなくなるようです。

それで睡眠薬に頼る人もいますが、睡眠薬は副作用で普通に起きている時もなんとなく眠いというか調子が悪くなってしまいます。あくまで個人の感想ですが。

以前、外資系企業で働いていたときにアメリカ人の同僚が、「自然のサイクルで眠るためにはメラトニンがいいぞ」と言っていました。

ただメラトニンは日本では副作用を問題視して発売されていません。自然に眠ることができて、起きたらぱっと快適になるものは日本にはないのかな? と思っていた時に登場したのがヤクルトのY1000です。

商品説明には「睡眠の質を高める機能が報告されています」と書かれているのですが、実際に飲んだ人たちが口コミでその感想を伝えるようになってから爆発的に人気が高まり、一時期はまったく手に入らない状況が続いていました。それがようやく最近、普通にスーパーやコンビニで手に入るようになってきたのです。