PHEVや航続距離600kmを実現する4WD BEVモデルもラインアップ

長年愛され続けている三菱自動車の異色ミニバン「デリカD:5」後継モデルが来年中にも導入される可能性が高いことがわかると同時に、予想CGを制作した。

デリカD:5は、SUVの高い走破性とミニバンの実用性を融合した世界でも珍しい「オールランダーミニバン」として2007年に発売。以降改良を重ねて現在に至っているが、いよいよフルモデルチェンジが迫っているようだ。

同社は2023年10月に、コンセプト「MITSUBISHI D:X Concept」を発表、D:5後継モデルを示唆するモデルと思われた。しかし、後継モデルではコンセプトほど未来的なデザインは採用されず、キープコンセプトをベースに最新LED技術などが投入されそうだ。

次期型では、新世代プラットフォームを採用、全長4,800mm、全幅1,800mmとボディが拡大され、居住空間が向上するとともに、高速走行が安定する。

予想CGではワンモーションシルエットに大幅デザイン変更。サイドには、ボデイを分割させたキャラクターラインが入る。特徴である、フロントタイヤハウスはヘッドライトを一体化した戦闘的な大胆なデザインに進化され、リアも同様なデザイン適用されそうだ。フロントは、コンセプトD:Xをイメージしたポジションライトを含むグリルを前面に出した、立体的構造が予想され、アンダーガードもD5からさらにハードさをアピールするデザインが期待できそうだ。

キャビン内では、フルデジタルインストルメントクラスター、より大型のインフォテイメントディスプレイを搭載。カメラとレーダーを用い、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを制御することによって、高速道路の長距離走行や渋滞走行時に感じていた運転操作のストレスを低減する「MI-PILOT」(マイパイロット)の搭載、さらには音声対話式AIコンシェルジュなども期待したい。

そしてパワートレインも電動化へ大きくシフトを切る。次期型には、アウトランダーにも搭載されている2.4L直列4気筒「MIVEC」にデュアル電気モーター、20kWhリチウムイオンバッテリーを積むプラグインハイブリッドモデルや、同じくデュアル電気モーターを搭載、1回の充電で600kmを目指す4WDフルエレクトリックモデルなど電動専用モデルへと生まれ変わる。

デリカD:5後継モデルのワールドプレミアは、2025年内で、「D:6」へと改名されることが予想されている。

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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