銚子電鉄は、米菓製造業という業種に分類されている

千葉県銚子市を走るローカル鉄道、銚子鉄道。創業100周年を迎え、何度もあった経営危機も乗り越え、現在は2期連続の黒字決算になるほどの順風満帆な経営を続けています。しかし、帝国データバンクによると、この銚子鉄道の業種分類は、鉄道ではなく「米菓製造業」となっています。

というのも、1995年に発売され、銚子鉄道のV字回復の立役者となった「銚子鉄道のぬれ煎餅」が好評で、鉄道事業では1.2億円もの経営損失を出しているにもかかわらず、それをぬれ煎餅をはじめとするお菓子の製造・販売業がカバーしている状態だからです。

もはや銚子鉄道は鉄道業務だけでは立て直しは不可能で、本業をお菓子にシフトしたほうが会社も健全になるという状態ではありますが、そこは鉄道会社のプライドがあるのか、現在でも1日30便以上の運行を行っています。

もしかしたら、そこまで鉄道事業にこだわり続けることに対して、多くの銚子鉄道ファンが何とかしてあげたいという気持ちのもと、ぬれ煎餅などを買い続けて支えているのかもしれません。これからもこのスタイルのまま営業を続けてほしいものです。

新幹線の3列シートの真ん中のB席は、少し広い

新幹線の普通車両で3列席の真ん中であるB席に座ることになったときは、何かちょっと損した気分になりませんか?窓からの景色も楽しめず、トイレに行く場合も通路側の席の人に気を使わないといけません。また両側に挟まれてることで窮屈にも感じてしまいます。指定席の場合はこれで他の席と同じ料金を払っていると思うと何かやりきれないものがあります。しかし、JRはその点をちゃんと考えてくれているようで、B席は他の席より広く作られています。

窓側のA席、通路側のC席のシート幅は44cmですが、B席は46cmと2cm広くなっています。2cmだけと思われるかもしれませんが、少しばかり窮屈さは解消されます。ちなみに2列席のD席、E席の幅も44cmです。

またテーブルも座席幅に合わせて広く作られています。これだと、お弁当を食べたりするときにちょっと余裕を持つことができます。

位置的に嫌がられやすいB席ですが、こう聞くと案外良い席なのかもしれません。もし指定席の選択でB席しか取れなくても、そんなにがっかりする必要はないでしょう。