マツダ RX-8
アメリカの月刊誌『Consumer Report』が発表した年間信頼性ランキングで2位を獲得するなど、近年躍進が見られるマツダですが、技術的なアイコンとも言えるロータリーエンジンが、マツダの信頼性を損ねている側面もあるようです。
マツダがRX-8に採用した自然吸気型のロータリーエンジン『RENESIS』は、レブリミットが9,000rpmに設定された高回転型のエンジンで、ロータリーエンジンならではのエンジンフィールやサウンドを楽しめる名機として、イギリスでは「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2003」を獲得しました。
しかし、そうした輝かしい側面を持つ一方、イグニッションコイルの故障、アペックスシールの漏れなどが発生する、『RX-8のアキレス腱』とも評されています。また、RX-8ではスターターや触媒コンバーターの故障などが頻発してしまい、予測不可能で、信頼性が低い車という評価を得てしまったようです。