■「レシートも思い出の品」

ポップミュージックの歴史が「ビートルズ以前と以降」で明確に分かれているように、ゲーム史においても「FF7以前と以降」が一つの指標となっていることに、異論を唱える人はいないだろう。

97年1月31日にリリースされた同作は『ファイナルファンタジー』(以下、FF)シリーズにおける初のPSソフトとなり、圧倒的なグラフィック、数々の魅力的なキャラクター、そして哲学・政治・思想的な要素が詰め込まれたスケールの大きなストーリーで世界中のユーザーたちを熱狂させた。

リリースから25年が経過した今なお「FFといえば7」という意見を有すゲーマーは数多く、名実ともに日本を代表するゲームタイトルである。

実家で発見したレシート、何かがおかしい… エモすぎる「正体」に反響相次ぐ
(画像=『Sirabee』より 引用)

そうした背景もあってか、前出のツイートは投稿から2日足らずで2,000件以上ものRTを記録しており、他のツイッターユーザーからは「リメイクと思ったら、本家でしたか!」「消費税3%だった時代か…」「こうなるとレシートも、思い出の品だな」といったコメントが多数寄せられていた。

とは言えレシートを見ただけで、当時の思い出がはっきり蘇ってくる事象はあり得るのだろうか。ツイート投稿主・かっかさんに詳しい話を聞いたところ、とんでもなくエモいエピソードが明らかになったのだ…。

■この思い出、あまりにエモすぎる…!

レシート発見時の経緯について、かっかさんは「実家にある自分の荷物整理をしていたら発見しました。懐かしさと同時に、なぜ取っておいたんだろうと驚きました」と振り返っている。

続いては25年前の「購入当時の思い出」の話題を振ったところ、「自分が小学生のときに、隣町のセブン-イレブンで購入しました。現在はそちらの店舗は閉店してしまいましたが、スイミングスクールの帰りにみぞれが降る中、親に車で連れて行ってもらったことを覚えています」という、エモすぎるエピソードが登場。

ここまではっきり覚えているものなのか…と驚いたが、じつはかっかさんは『FF7』の発売に併せてPS本体を購入しており、且つRPGを初めてプレイするといった事情もあったため、同作のリリースを当時かなり楽しみにしていたのだ。

「子供の頃はゲームをたくさんは買えなかったし、買ってもらえなかったので、1つのゲームを何周もプレイするのが普通でした。FF7も3、4周くらいプレイしていましたね」とも振り返っていたかっかさんが、「同作は世界観やメカのデザイン、音楽などの要素も好みで、自分自身の創作活動において、かなり大きな影響を受けました」ともコメントしていたのが、じつに印象的であった。