セリエAのローマは11月10日、イバン・ユリッチ監督の解任を発表した。クラブのレジェンドであるダニエレ・デ・ロッシ前監督を成績不振により開幕4試合で解任し、ユリッチ監督も約2か月という短期間で解任されることになった。
就任後の3試合は2勝1分と好成績でスタートしたユリッチ監督だったが、その後の勝利は第10節トリノ戦のみとなる。1勝4敗と成績不振に陥った。10日のボローニャ戦(2-3)での敗北が決定打となり、解任に至ったようだ。
ボローニャ戦後すぐにクラブは声明を発表。「イバン・ユリッチの数週間にわたるハードワークに感謝したい。彼は困難な環境に最高のプロ意識で対処してくれた。彼の今後の活躍を祈っている。新監督の探索は既に始まっており、数日中に発表される予定だ」
イタリアメディア『CalcioMercato』によると、新監督候補の1人に元イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督が上がっているという。サウジアラビアでの職を終えた同監督と、ローマのオーナーを務めるダン・フリードキン氏は接触しており、マンチーニ監督は少なくとも2年半の契約を求めているようだ。
他にも、フランク・ランパード監督やグレアム・ポッター監督などの名前が挙がっている。
ローマはセリエAでは12節が終了している時点で、3勝4分5敗、勝ち点13ポイントで12位に沈んでいる。ヨーロッパコンペティション圏内の6位ユベントスとは11ポイント差だ。またヨーロッパリーグでも、4節が終了した時点で、1勝2分1敗で20位に位置している。
新監督と共にローマは復調することができるのだろうか。